株式会社アイスタイル ~1,000万人が使う『@cosme』を基盤に化粧品・美容のマーケティングを支援~

Vol.1 歴史

株式会社アイスタイル 代表取締役社長 吉松 徹郎 (2013年6月取材)

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歴史

【吉松】

会社を作ったのが1999年ですから、今からもう14年前になります。当時私はアンダーセンコンサルティング、今でいうアクセンチュアで勤めてたんですけども。コンサルティングをしながら、インターネットがどう企業のビジネスを変えていくのか、どういうビジネスチャンスを生むのかということをずっと仲間内で話してる中で、実は仲間のうちから何人かポロポロと、実は僕インターネットベンチャーを始めるんだとか、起業するんだという仲間が増えてきて、初めて僕自身も何かしらできるかもしれないと、思い始めたのが、まず第一の段階です。

【吉松】

当時コンサルティング業界の仲間が、あるベンチャーに転職して、会社に遊びに行った時に、ちょうど今でいうURL、ドメインのチェックをしていたんです。どうやってそのドメインチェックするのかというと、私もやったことがなかったので、いろいろ教えてもらってる時に、コスメと検索したら、キーワードが空いてたんですよ。これは面白いんじゃないかと言って、コスメのドメインが取れてしまったというのが二つ目。もう一つ思っていたのが、一緒にやっていた山田という人間が「週刊コスメ通信というコスメのメールマガジンを出していて。彼女が始めたメールマガジンにたくさんの女性が集まるのを見ていて。これはいけるんじゃないかと。いくつかのキーワードが重なって始めてみようかなと思って始めたのが、このアイスタイルという会社のスタートになっています。

【吉松】

口コミを軸にしたデータベースを作るというビジネスを始めるために始めた会社です。まず一番何がたいへんだったかというと、誰も口コミサイトをみたことがないので、どんなに説明しても頭の中にイメージができないんですよ。このサイトの説明をするのがまず一番たいへんでした。私自身が仲間と一緒にプログラミングしながら、サイトを見よう見まねで作り始めて形にし、写真も今でこそメーカーさんからいろいろいただけるようになりましたけど、仲間内で写真を撮って、勝手にあげるということをしながら、本当に手探りで自分たちで作っていったというのがサイトのスタートです。

【吉松】

結果的には勝手に写真をどんどんあげていくと、向こうからたまにお怒りのご連絡をいただくんです。勝手にうちの写真をあげるな。著作権があるのに。起こられるということはその人は恐らく、先方の企業さまの担当者さまだと。半分おこられながら、半分初めて連絡先がわかったということで、何回も通って説明しているうちに、その人が理解してくれて、会社の中で説明して、いろいろ写真をくれるように。一番最初の本当の難しいハードルというのはサイトができあがるぐらい前が一番たいへんでした。

【吉松】

会社がつぶれそうなタイミングというのもありました。ようやくサイトが立ち上がって、世の中的にはインターネットバブルのように、これからインターネットビジネスがどんどん立ち上がるという時期なんですが、ものの半年もしないうちにインターネットバブルがどーんと弾けてしまうんです。

【吉松】

本当につい1カ月前までは、社長、インターネットビジネスをやるの聞きました。すごいビジネスをやるらしいですね。1億円だったら、1週間で集められますって来て、で、何をやるんですか、みたいな人がたくさんいたのに、急に、わかりました、話を聞いて検討します。1週間、2週間放置され、だんだん1カ月も経つと、1円もインターネットには投資できないんです。本当に手のひらを返すことってこういうことかというぐらい、世の中ががしゃっと変わったので、僕たち自身も本当にこれから先どうしようかと。

【吉松】

最初に出資をしていただいたVCは、とりあえず1回ここでたたんで、もう1回ゼロからやり直したほうがいいんじゃないかと言われるぐらいの状況だったんです。もちろん赤字になってしまいましたし、給料も払えないような状況があったんですけども、ある時、話を聞きたいという人が九州にいて、僕たちからすると、わらをもつかむ思いで、その人のところへ話を説明しに行くわけです。

【吉松】

今まではビジネスモデルを説明して、インターネットの可能性を説明して、出資を受けるということを繰り返してきたので、僕たちも同じようにその人にいろいろな説明をするものだと思って行ったんですけど、その人の部屋に通されたら、全くそんなこと聞かないんですよ。お前たち何をやりたいんだって。インターネットでビジネスをやりたいんです。何やるんだ。化粧品のことをマーケティングをお手伝いしていくんです。それはビジネスになるのか。なると信じています。

【吉松】

またもう一回最初の質問に戻るような、禅問答みたいなものが、かれこれ数時間。本当に10時間ぐらい続いてですね。気づいた時には最期その人は、何も言わずにわかったと言って、1億円の小切手をくれたんです。今エンジェルという言葉がたくさんありますけど、ベンチャーキャピタルでもなく、それが個人の投資家でもなく、本当のエンジェルというのを始めて目の前にした瞬間でした。

【吉松】

ですから僕たちの会社は助かりましたし、僕たちもいつかこの人にむくいようと。きちんと信じてもらったビジネスを立ち上げようと、心の底から感じたことというのが1回ありました。

社長プロフィール

President's profile
氏名 吉松 徹郎
役職 代表取締役社長
生年月日 1972/8/13
出身地 茨城県
座右の銘 「折れない心」

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