Vol.1 歴史
歴史
【宮森】
この格好もヤンキース、松井の55ですよね。松井がちょうど読売ジャイアンツからニューヨークヤンキースに移籍してすごく活躍したもんでね。ちょうど開幕戦で満塁ホームランを打って、それで刺激されて自分でも何かメジャーになろうと思ったのがきっかけで、その時やっていたサラリーマンを辞めて何か事業を起こそうということになりました。
【宮森】
その中で何をやろうかという時に、いくつかあった選択肢の中で最後に残ったのがカレーで。カレーだと日本の国民食とも言われていて、嫌いな人もそうそういないし、カレーだと世界に出せるだろう、ニューヨークでも出せるであろうという考えでカレーにして。そのときネットで調べると今言ったココイチさんしかなくて、他になかったから。ほぼ。これはまだまだ余地があるなということでカレーにしたという経緯です。
カレーは自分も好きで、松井も好きという事で、自分の好きなもので勝負して、ダメらなだめでいいやという覚悟というか、そういうくくりでしたね。
【宮森】
石川県の方で旅行会社、ツアーコンダクターというんですか、をやっていましたね。
(当時)旅行業界自体がもう右肩下がりのマーケットで、やってもやっても利益も伸びないし、本体がバス会社だったのですが、母体の売り上げがずっと右肩下がり。売上を上げても上げても例えば収入も減っていったりとか。そういう中で働いてて、ちょうど20代最後、29歳だったかな。30代からどうしようというときに、そういうのが重なって、あともう一つはその会社が吸収合併されることになったわけで。じゃ、どうしようという時、ちょうど悩んでいる時に松井がそういう活躍をしたから自分でやろうということなんです。
その当時はその会社の社長を目指していたんで。吸収されるという事は、(社長になるには)ほぼほぼ無理なわけで。色々会社でもいいところもあればそうではない部分もあったし、そういったところを変えたかったから。変えるにはどうしたらいいかを考えた末に、「あ、そうか、社長になれば変えられるな」と思ったから。
やっぱり汗かいた人がその恩恵というか、成果を得られる仕組み。その当時はなんというのかな、コバンザメのようにしている人が出世というか、要するに能力のない人が部長をしていたりとか。そういうものを見て本当にうんざりしていたし。仕事のできる人、能力のある人をどんどん上げていきたいし、と考えていましたね。
【宮森】
サービス業といった部分でいうと旅行業とも変わりなくて、外食というと確かに最初は仕込みの仕方とか、仕入れの仕方とか、在庫とか、全然わからなかったし、シフトとかもそうだったし、簿記も知らなかったし、すべてにおいて毎日勉強でしたね。経験の連続。
その時自分を含めて5人いたんですけど、みんなでチームでやっていましたね。金沢なんですけど、飲みに行ってたとこのボーイさん。「東京でカレー屋やるけど、お前来るか?」「行きたいです!」というのが始まりで。あとは同級生とか、知り合いとか、そういうつてですよね。
最初は金沢で出そうと思っていたのですけど、物件探しているうちに「人いないなーいないなー」と考えていて、ある人に、人探しているんだったら東京に行った方が早いよと。そうかと。もともと東京に行くつもりだったから、いつか行くなら早い方がいいなと。
今思えば川上から川下ですよ。東京に出したからいま全国にこうして出せているし、ニューヨークに出したからこそ、世界にも出せているし。本当に川上からですよね。てっぺんからです。
経営者プロフィール
氏名 | 宮森 宏和 |
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役職 | 代表取締役会長 |
生年月日 | 1973年12月10日 |
出身地 | 石川県 |
座右の銘 | 道徳なくして繁栄なし!! |
愛読書 | 不動心 |
会社概要
社名 | 株式会社ゴーゴーカレーグループ |
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本社所在地 | 石川県金沢市沖町イ81番地1 東京ポートシティ竹芝10 F wework内 ゴーゴーカレーグループ |
設立 | 2003 |
業種分類 | 小売業 |
代表者名 |
宮森 宏和
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従業員数 | 300名 |
WEBサイト | http://www.gogocurry.com/ |
事業概要 | カレーの専門商社(カレー店のチェーン展開/カレーの商品開発・卸し・販売/カレープロデュース事業・コンサルティング事業) |