株式会社enish 『ゆるかみ』や『MIRARA』等、女性向けソーシャルアプリ開発が強み 株式会社enish 元取締役 杉山 全功  (2013年8月取材)

Vol.2 価値観

インタビュー内容

価値観

【杉山】

我々のノウハウとか思いというのはゲームを作るおおもと、裏側のところにあると思ってるんですね、ノウハウとか大事なところは。先ほど言った創業者であった2人がデータマイニング、データから、つまりユーザーの動向からユーザーが本当は何を求めているんだろう、この先どういうことを求めているんだろうというのを拾いながら。よりそのサービスを改善していって、よりユーザーにとって面白いサービスを提供できる仕組みが、我々の価値観の根源だという思いがありますので。

たまたま今はゲームというパブリッシング商品として、お客様に提供してると。これがゲームでなくてもいいわけです。ノウハウとか思いがおおもとにあれば、他のものを作って、お客様にパブリッシングしてもいいと思います。

もうすぐ教育アプリなんかも出していきますけども、我々が今までゲームで培った運営ノウハウ。そういったものは教育にも生かせると思いますので、今後はそういった形でゲーム以外にも商品の幅を広げていけたらいいのかな、という風に思いますね。

【杉山】

もう少し広く言うと、この業界は、本当に10年先は何が起こっているか分からないし、今のビジネスモデルがあるとは限らないというより、ない可能性のほうが高いと思ってるんですね。例えば先ほど言ったiモード。ザッパラスの時にやっていた iモードができて10年間はすごく興隆してたんですけど、今はわりとシュリンクしてきていると。代わってソーシャルゲーム。ブラウザのゲームが出てきたのも束の間、今やネイティブのマーケットも急激に増えてきている。

こういった形でIT業界のサービスは、変遷、流行り廃りが早いというか大きいんです。例えば今やっているビジネスモデルで、正直10年これで飯が食えるというのは、ある意味幻想で。ないんですよ、そういうことって。

ゲームで50年、100年食うということを考える前提で組み立てること自体が、実はナンセンスで、せいぜい3年がいいところではないでしょうかね。ゲームにこだわらなければ、そういう視点でもありますね。10年後、世の中にもしかしたらゲームがなくなっている可能性もあるわけですね。ゲームそのものはあるかもしれないけど、今のビジネスモデルはないでしょうと。

【杉山】

もう少し広く言うと、この業界は、本当に10年先は何が起こっているか分からないし、今のビジネスモデルがあると当社は「enish」というんですけど、これは造語です。実は日本語の「えにし」、縁からきてるんですね。ただの縁だと、どちらかというと金融会社っぽく、語感からすると思われてしまうのですが。我々はやっぱりネットの世界で人と人を繋いでいこうと。お客様同士、会社とお客様、ないしは会社と社会を色々繋いでいきたいという思いがあるので、その思いを社名で体現しようということで、縁から取ったんですけど。縁そのままだとね、というところで造語として「えにし」から取って、「enish」と。わりと英語圏の方なんかにもね、発音しやすいし、個性的な名前だということで、この名前を採用しました。


経営者プロフィール

氏名 杉山 全功
役職 元取締役
生年月日 1965年4月16日
出身地 大阪府
座右の銘 着眼大局着手小局
愛読書 坂の上の雲

会社概要

社名 株式会社enish
本社所在地 東京都港区六本木6-1-20 六本木電気ビルディング 4F
設立 2009
業種分類 情報通信業
代表者名 杉山 全功
WEBサイト http://www.enish.jp/
事業概要 ソーシャルアプリの企画・開発・運営会社。経営シミュレーションゲームが柱とし、女性向けに強い。
社長動画一覧に戻る
この社長に応援メッセージを送る
この社長に直接提案
会員限定
あなたのビジネスに活かせる特典を無料でご利用いただけます
社長名鑑では、会員登録していただいた方のみにご利用いただける特典を多数ご用意しています。
会員特典の詳細を見る