Vol.2 価値観
価値観
【杉山】
我々のノウハウとか思いというのはゲームを作るおおもと、裏側のところにあると思ってるんですね、ノウハウとか大事なところは。先ほど言った創業者であった2人がデータマイニング、データから、つまりユーザーの動向からユーザーが本当は何を求めているんだろう、この先どういうことを求めているんだろうというのを拾いながら。よりそのサービスを改善していって、よりユーザーにとって面白いサービスを提供できる仕組みが、我々の価値観の根源だという思いがありますので。
たまたま今はゲームというパブリッシング商品として、お客様に提供してると。これがゲームでなくてもいいわけです。ノウハウとか思いがおおもとにあれば、他のものを作って、お客様にパブリッシングしてもいいと思います。
もうすぐ教育アプリなんかも出していきますけども、我々が今までゲームで培った運営ノウハウ。そういったものは教育にも生かせると思いますので、今後はそういった形でゲーム以外にも商品の幅を広げていけたらいいのかな、という風に思いますね。
【杉山】
もう少し広く言うと、この業界は、本当に10年先は何が起こっているか分からないし、今のビジネスモデルがあるとは限らないというより、ない可能性のほうが高いと思ってるんですね。例えば先ほど言ったiモード。ザッパラスの時にやっていた iモードができて10年間はすごく興隆してたんですけど、今はわりとシュリンクしてきていると。代わってソーシャルゲーム。ブラウザのゲームが出てきたのも束の間、今やネイティブのマーケットも急激に増えてきている。
こういった形でIT業界のサービスは、変遷、流行り廃りが早いというか大きいんです。例えば今やっているビジネスモデルで、正直10年これで飯が食えるというのは、ある意味幻想で。ないんですよ、そういうことって。
ゲームで50年、100年食うということを考える前提で組み立てること自体が、実はナンセンスで、せいぜい3年がいいところではないでしょうかね。ゲームにこだわらなければ、そういう視点でもありますね。10年後、世の中にもしかしたらゲームがなくなっている可能性もあるわけですね。ゲームそのものはあるかもしれないけど、今のビジネスモデルはないでしょうと。
【杉山】
もう少し広く言うと、この業界は、本当に10年先は何が起こっているか分からないし、今のビジネスモデルがあると当社は「enish」というんですけど、これは造語です。実は日本語の「えにし」、縁からきてるんですね。ただの縁だと、どちらかというと金融会社っぽく、語感からすると思われてしまうのですが。我々はやっぱりネットの世界で人と人を繋いでいこうと。お客様同士、会社とお客様、ないしは会社と社会を色々繋いでいきたいという思いがあるので、その思いを社名で体現しようということで、縁から取ったんですけど。縁そのままだとね、というところで造語として「えにし」から取って、「enish」と。わりと英語圏の方なんかにもね、発音しやすいし、個性的な名前だということで、この名前を採用しました。
経営者プロフィール
氏名 | 杉山 全功 |
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役職 | 元取締役 |
生年月日 | 1965年4月16日 |
出身地 | 大阪府 |
座右の銘 | 着眼大局着手小局 |
愛読書 | 坂の上の雲 |
会社概要
社名 | 株式会社enish |
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本社所在地 | 東京都港区六本木6-1-20 六本木電気ビルディング 4F |
設立 | 2009 |
業種分類 | 情報通信業 |
代表者名 |
杉山 全功
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WEBサイト | http://www.enish.jp/ |
事業概要 | ソーシャルアプリの企画・開発・運営会社。経営シミュレーションゲームが柱とし、女性向けに強い。 |