Vol.4 キャリア
キャリア
【上田】
本来ですと、人事、総務に任せてやるんですけど、当社はここ14〜5年、伝統的に各役員クラス、事業部長クラスがですね、直接大学に行って、先生と会話をして推薦をいただくという形で採用時点からやっております。
【上田】
真面目な技術者集団と、業界で評価を受けておりますのは、特に当社はやっぱり工場を作って、どうのこうのではありません。技術者が当社の財産です。
社員のいわゆる技術、ITの資格をですね、平均1人5.3件ぐらいの資格を取らせております。最近は大きなビッグプロジェクトをですね、今まで従来の大手3000人〜4000人の一部上場の大手のお客様、大手の同業者、いわゆるSlerのやっている仕事から、やはり我々の中堅の上場企業に色々な引き合いがきております。そういう意味では、プロジェクトマネージメントという資格、PMPであります。当社は今、80名ぐらい資格を取得しておりますので、この辺も評価されております。やはり評価であるとか、昇給に関して、しっかりとメリハリをつけた形で目に見える、そういう制度にしたいと。
一生懸命努力して成長している、または汗をかいている、やっぱりそういう人をしっかり評価していこうということで、新人事制度も4年前に導入いたしました。特に幹部クラスに関しましては、半年に1回、マネージャー以上は全員、私が面談しています。これはやるべきと最初にコミットメントした、それの成果と反省。きっちりと資料にまとめさせて、それを本人からプレゼンテーションして。それを私がレビューして、当然周りには役員もいますけど。
やはりトップがしっかりと掌握してますよ、見てますよというところを分かる形でやっております。そういう意味では、ここ2 〜3年の昇格も世代交代という1つの時期でもありますので。やっぱりどんどん我々の業界というのは、新しいテクノロジーが生まれてきますので、自分自身もどんどん成長していくべきなのです。
昔の技術でずっと5年、10年、そんなに資格もなかなか取らないし、新しいことに対して臆病になっている。そういうマネージャーというのは、当然そういう人は下から見ても、問題があるのではないかと思ってますので。そういうところの評価のメリハリも、しっかりと付けてやっております。私が言うのはあれですけど、ここ4〜5年、本当に大きく会社の雰囲気も変わってきたのではないかなと思っています。
事業部長クラスに求めているのは、これはもう本当にリーダーシップですよね。
【上田】
そしてやっぱりグローバルな目線で、ローカルに考えて手を打てる。「木を見て、森も見なさい」、また「森も見て、木も見なさい」と。「それも瞬間で、できるようになりなさい」と。足元の仕事に部長クラスが追われてしまうと、全体が見えない。やっぱり後ろに下がってみると、後ろの背景とか、お客様との関係であるとか、仕事上、プロジェクトの管理にしても、色々なことが見えるんですけど。どうしても木を見ていると、木しか見えなくなるので。それを上級幹部職には話をしているというのが、当社のキャリア、私のキャリアに対する考え方であります。
経営者プロフィール
氏名 | 上田 富三 |
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役職 | 代表取締役会長 兼 CEO |
出身地 | 和歌山県 |
会社概要
社名 | アドソル日進株式会社 |
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本社所在地 | 東京都港区港南4丁目1番8号 リバージュ品川 |
設立 | 1976 |
業種分類 | 情報通信業 |
代表者名 |
上田 富三
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従業員数 | 645名(2024年4月1日現在) |
WEBサイト | http://www.adniss.jp/ |
事業概要 | 独立系のICT企業として、社会システムを中核に企業や公共向け情報システムの開発、及びソリューションの提供並びに商品化と販売を行う。 |