アドソル日進株式会社 独立系ICT企業として世界展開 アドソル日進株式会社 代表取締役会長 兼 CEO 上田 富三　 (2013年9月取材)

プライベート

【上田】

和歌山の高野山のふもとの出身ですので、最終的には当然そこに自宅もありますので。地元の何かボランティアであるとかですね、そういうことをぜひして、地元のためにやっていきたいという風に思っております。実は今、私、和歌山県の東京県人会の役員もしておりますし、紀友会という200名ぐらいの和歌山県出身者の集まりの副会長をしております。こういう立場ですから、そろそろ地元のためにできることがあればと思って、今やっています。

【上田】

いつも私がよく言ってるのは3つ。1度しかない人生だからこそ、3つをやってほしいと。とにかくチャレンジしてほしい。2つ目は汗をかいてほしい。見えないところでしっかりと汗をかいてほしい。そして知恵を出してほしい。この3つはですね、これはずっと色々なシチュエーションで、若い人から幹部社員まで言っております。

人間は弱いものですし、逆にどうしても人が見てないとなれば、手抜きと言いませんけど、案外なりやすいし。自分で自分を納得させて言い訳を作って、エクスキューズするケースって多いんですけど。そういう中で人間の弱さ、もろさがあるんですけど。そういうことも含めて、なかなか成果は一長一短でいかないんですよね。見えないところで、どれだけ汗をかいたかということが。

人生とはゼロサムだと思っています。だから自分が早い時期に世の中で目立って、会社でもすごいなと言われていても、案外若い時にそういう人たちは天狗になってしまって。そして定年間近になったら、ただの人に終わってしまうケースが多いんですよね。

一生懸命汗をかいて、見えないところで人のためにやっていて。だけど、その人がもし自分の時代に芽が出なくても、間違いなく次の世代になった時に、自分の娘さんとか息子さんになった時に、「あれがあなたのお父さん、お母さんでしたか」と間違いなく輪廻していると思っているんですよね。だからそれはやっぱり大器晩成型かどうか、色々あるかも分かりませんけど、常にそれを信じてですね。

徳を積んだから、何かインカムがあると思うのではなくて、それは人のために、また会社のために。色々なことを含めて、見えないところで、どれだけ努力をしたということが、僕は真理だと思っていますね。これは決して、経営者が社員に汗をかけというのではなくて、それがいつか分かりますよということをですね、そういうことでお話ししています。