株式会社パールトーン ~創業80年超。着物の汚れを防ぐ「撥水加工」で着物を日常着に~

Vol.3 最大のピンチ

株式会社パールトーン 代表取締役社長 由本 敏次 (2014年2月取材)

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最大のピンチ

【由本】

人生最大のピンチは今です。というのは、社長になって最大のピンチ。僕はここまで考えたこともなかったですし、専務職は長かったですが、やはりナンバー1とナンバー2の違い。金メダルと銀メダルの違い。やはりトップという責任の重さというのですか、そういった部分については、今僕はその器なのか、たまたま社長になったのかわかりませんが、この会社に働いて45年間、最大のピンチは今だと思っています。それで、これをどう切り抜けるかとなると、信じていることを全うしてやり抜く。自分を信じてやり抜くということが、やはり一番大事なことだと思いますし、私は人生の中でこの1年間ほど、勉強になったことはないです。

【由本】

というのは私事ですが、最大のピンチといったら、実は1年前、私は胃がんでした。胃がんで今こういう体型になってますが、実は1年前は75キロありました。胃がんも早期発見で良かったとは言えないんですが、胃を全摘出しました。そうすると、1年間で25キロ減ったんです。胃がなくなったがゆえに、食べ物もあまりたくさん食べられない。ところが、胃をなくしたけれども、太っていた分、糖尿であったりとか、血圧が高かったりという部分があったのですが、胃はなくなったけれども、その部分は全部治ってきた。しかも胃を取った時に、転移もなかった。

これは拾った命。まだまだ与えられた命という気持ちになって、しかもそこから社長業として、この1年間走りまくりました。そして、その成果というのも徐々に出てきています。結果として売上も前年比を上回っている。社長が頑張っているからという社員の声も、励ましももらっています。自分の考えていることに、信念を持ってやり抜く。胃がなくなろうが、何がなくなろうが、結果が大事であって、一人ではできないことを基本にして、やり抜く信念を持ち続けるということが、一番だいじじゃないかと思っていますし、そういう気持ちで今後もやっていこうというふうには感じています。

社長プロフィール

President's profile
氏名 由本 敏次
役職 代表取締役社長
生年月日 1949年7月12日
愛読書 小説

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