ライク株式会社(旧ジェイコムホールディングス株式会社) 人材派遣業を中心に介護、保育分野にも進出 ライク株式会社(旧ジェイコムホールディングス株式会社) 代表取締役会長兼社長 グループCEO 岡本 泰彦　 (2014年6月取材)

人材について

【岡本】

企業成長、発展のために最も重要なことは、やはりいい人を採用することだと思っています。ですあｋら、今でも新卒採用の会社説明会には私自身もできる限り出席させていただいて、最初に挨拶するだけではなくて、グループワークとかにも出させてもらっているんですね。よく学生さんから質問があって、いろいろな企業を回るけれど、東証一部の社長が説明会に来ることもまずないし、グループワークに出ることもないですが、社長って暇なんですかと質問されることもあるのですが、暇といえば暇なのかもわからないですが、全てのことに優先して、いかにいい人にうちの会社に入ってもらうかと。その会社を学生の人に選んでもらうためには、当社の規模であれば、どのような人間がトップで、どういう考え方で、経営しているのかということを語るということは、非常に大切じゃないかなと思っているんですね。

【岡本】

だから人材採用という考え方って、じゃどんな人がいいのかと言われれると、非常に難しいのですが、やはり組織というのは、いろいろな人がいて、初めて成り立つ部分がありますから、当社だと一次面接、二次面接、最終ということで、だいたい4、5回面接させてもらいますが、例えば一次とかで、5点満点の5がついてて、三次面接くらいで落ちている人も、チャレンジ枠ということで、ある人間が見て非常に突出していいという人は、何か持っているのではないかということで、最終面接で直接私がお会いして、この人面白いなと思うと、ほかの役員とかの反対を受けても、チャレンジ枠でとろうと。入社後によく、実は自分、チャレンジやでと言ったら、え？という話もあるんですが。でも結果的にそういうチャレンジで入った人が、大活躍してくれていることも、多々ありますから、人の採用とか、人の教育とか、そういう人事施策ということは、本当に難しいし、永久に答えというのは出ないかなと思っています。

【岡本】

たまに著名な日本を代表するような会社のトップの方とお話する機会があって、人材のプロだから、どういう人間をとったらいいんだとか、うちの人事がなっとくいく人間をとらないとかって、相談を受けることがあるんですが、この人がこういう方をとったら、間違いないです、ということを私がお話できるのであれば、恐らく世界中の企業から、びっくりするくらいのオファーが入ってくると思って、その答えというものはたぶん、これから先も私自身が得られるわけでもなくて、全ての企業さんが得られることはない、永久の課題ではないかなと思っています。

【岡本】

特にコミュニケーション活性化のために、何をしようということを、自分でいろいろ考えてやっているわけではないのですが、
みんなとご飯を食べに行ったりとか、いろいろ話をすることって、僕自身も楽しいし、社員も本当は嫌がっているのかもしれませんが、よくご飯を食べに連れていってください、と言ってくれるので、いろいろな拠点を回る時などは、基本的に夜はお客さまとご飯を食べるというよりは、社員とできる限りご飯を食べて、ばか話をするようにしています。

先月も九州に行って、じゃ二次会に行きましょうと、ゴルフバーとカラオケと何かで三つ選択肢がありますからと言って、じゃカラオケ行こうかと。僕は体力がないから、1時半くらいに先に帰ったんですが、九州支社の人たちは3時すぎくらいまで皆で飲んで、さらに騒いでいたようで、翌日会社に行ったら、半分以上の人間が土色の顔をして、普段ワイワイ言っているのに、黙々と仕事をしているみたいな。ですから拠点を回るのは楽しいですし、東京とか大阪の両本社制を引いているんですが、出張とか行って、僕は大阪に住んでいることが多いんですが、東京に来ても、ほとんど皆とワイワイ適当に騒いでやっています。