Vol.3 社員について
株式会社買取王国 代表取締役社長 長谷川 和夫 (2014年12月取材)
―社員について―
【聞き手】
成長要因の一つに個店経営があったと思いますが現場に権限移譲されているのですか?
【長谷川】
当時家具家電を指標にしていたがうまくいかなかったですね。古着屋ホビーが好きな社員がもっと古着に売り場面積をください、広くすれば売り上げも伸びるから責任をもってやらせてくださいと言われたので、そこまで言うならやらせてみたら売り上げが上がっていきましたね。
【聞き手】
その時どう思われましたか?
【長谷川】
一番不思議に思ったのは靴です。絶対に売れないと思っていた古着の靴が売れたのが不思議でした。自分の思い込みで経営してはいけないと思いました。仕事をするという事は他者から提供されたものを世の中にお返ししているという事が仕事をする根本だと思っています。自分たちが他人の仕事から多くの利益を受けていることをもっと指揮してほしいと思います。そしてそれを仕事の中でどう返していくのか、それで世の中が成り立っていると思うんです。
【聞き手】
そういうことを意識してもらうために理念の研修とかをされているのですか?
【長谷川】
毎日万年筆で手書きで自分が今思っている事店舗の中で聞いた良い事や悪い事を紙にかいてすべての店舗にファックスしています。
【聞き手】
拝見できますか?
【長谷川】
いいですよ。
【聞き手】
これが先ほどの社員の方々に送っているメッセージですね。例えば、競合店舗ライバルは敵と思うな。いいものは真似よ!というタイトルで色々と書かれていてすごいですね。ためになる言葉が沢山ありますね。会社がどんどん規模が大きくなると個々に向けて伝えるのが難しくなりますが、こういった形で経営者の考えをみんなが知るのは素敵ですね。
社長プロフィール

氏名 | 長谷川 和夫 |
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役職 | 代表取締役社長 |