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浪人~住友海上時代

テラモーターズ株式会社 代表取締役社長 徳重 徹 (2015年2月取材)

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―浪人~住友海上時代―

【聞き手】

お父様の言いつけを守って一生懸命勉強されて、でも大学受験には残念なことに失敗されてしまった。

【徳重】

通っていた高校は進学校で浪人は300人の中で2人だけだった。京都大学に行きたくて浪人をしたのですが後になって浪人したことを悩んでいました。

でもこれではいけないと思って、精神的な支えを探そうと思って本屋に行ったところ、松本順氏の「負けてなるものか」という本に出会いました。この本を見てみると、失敗するとか、病気がちだとか、神経質だとかのマイナスのことは実はいいことなんですよということが具体事例を交えて書いてあるんですね。その多くが松下幸之助氏や本田宗一郎氏、シャープ創業者の早川徳次氏などの起業家の話なんですよ。

それで、自分が浪人しているというミゼラブルな状況での接点で言うと、現在、健在な方で挙げると京セラ創業者の稲盛さん、あの方も何回も受験に失敗されている。後は僕が大好きな、経済連の会長にまでなった東芝を再建した土光さん。土光さんも、確か受験に3回くらい失敗されているんですよ。そういう方の話と自分を照らし合わせながら、何度も何度も読み返していたということがベースにあるのと、浪人中のまだピュアな時に本を通じてそれらの起業家の方と出会ったというのが、恐らく自分と他のIT起業家との大きな違いです。なので、僕のベンチマークは、戦後の起業家だったり、明治の起業家だったりするわけですね。

就職活動の時期にこれからは情報通信の時代だと思いNTTを志願しました。当時のNTTはブロックごとに分かれており、僕の場合はNTT本社の熊本でした。過去の事例では九大の工学部でNTTを希望をして落ちる人は殆どいなかったのでやる気のあった僕としては落ちるわけがないと思いNTTしか受けなかったわけです。当時から起業家ではなくてもビジネスで大きなことをしたいというやる気はあったので、そういうことを言っているとNTTの面接官と話が噛み合わないわけですよ。

【聞き手】

全く人種が違うという感じですよね。

【徳重】

今であれば分かりますが、恐らく面接官も変な奴が来たと思ったんだと思います。僕自身も直感でNTTに入ったら大変なことになると思ったんです。僕は当時からビジネスマンという言葉は好きだったけど、サラリーマンには絶対になりたくなかった。でもNTTに入社したら自分がサラリーマンになってしまうと思ってしまったんですよ。だから二回目の面接が終わった後に自分から断ってしまった。

【聞き手】

そうなんですか。

【徳重】

僕はNTTに入社するつもりだったので、他の会社は全く受けていなかった。その時点でほとんどの会社は入社試験が終わっていて残っていたのは金融だけだったんです。当時良く覚えていますけど、三次、四次面接をしている時期に初めて電話をしたら、向こうは色々な会社の選考に落ち続けたと思うので、どの会社も相手にしてくれないんですよ。なので、やけくそで「会って損はさせません」と言って会ってもらい、正直に話したら6社くらい内定をもらったんですよ。その中で自分を一番評価してくれる会社に入ろうと思い、住友海上に入社しました。

社長プロフィール

President's profile
氏名 徳重 徹
役職 代表取締役社長

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