ファーマライズホールディングス株式会社 ~全国300店舗以上を展開する東証1部上場の調剤薬局~

Vol.3 医薬分業浸透への挑戦

ファーマライズホールディングス株式会社 代表取締役会長 大野 利美知 (2015年4月取材)

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成長秘話〜医療分業浸透への挑戦〜

【大野】

最初の頃はやっぱり営業に行くんですね。ある程度の規模の診療所、または病院に行って医学分業をしましょうと。医学分業をするとこれだけ利点がありますよと。どれくらいの利益がでるんだと一生懸命計算しましてね。半年分請求書を貸して下さい。請求書を一生懸命計算して。処方箋料というのをもらいますから、その処方箋料と比較して、そういう計算をしてあげたり。すぐに分業するという先生はほとんどいませんでしたね。大体全く知らないところに行って2年。僕の感覚では全く知らないところに紹介してもらって話し始めてから大体2年。一番最高が8年通いましたね。7年、8年という所が結構ありますね。で、通ってやっと分業してもらうんです。

【聞き手】

もちろん始められた頃は、分業というのがまだ一般的でなかったというのもあるのかもしれませんがそれくらい信頼できる人でないと任せられないというようなそういうものだということですよね。

【大野】

そうですね。出す方のドクターが慣れていない。今まで全部自分の所で薬を出していたものですから。日本は最初からそういうシステムですから。出す方が慣れていない。本当に自分の処方をちゃんと出してくれるんだろうか。それと自分の処方が他の先生にばれるというか、いかないだろうか。結構照れがあるみたいなんですよね。っていうことと、本当に患者が安心していけるか。患者ももらうのが初めてですからね。そういうのがありますから出す方も出される方も慣れていないとなんですね。だから受ける方が、処方箋を受ける方がしっかりとやらなければいけないというのがありましたね。

【聞き手】

確かに昔は本当にその病院で見てもらったら、その病院の窓口でお薬をもらってお金を払って帰る。今はどちらかというと病院で見てもらったら必ず処方箋が出て、この近隣の調剤薬局に薬を取りに行ってっていう。それを考えると御社の頑張りによってか、ずいぶんと変わってきたということですよね。

【大野】

同業者がたくさんいますけど、大きいところはありますし。でも、今いる同業の方々を含めてこの医学分業はここまでは70数パーセントの医学分業率ですけど。ここまで来たのはそういう人たちを含めて、そういう医療機関の信頼があったからこそ。出してきたんだと、だからこの医療分業は我々が踏ん張って来たのかなと。それと反対も出ますけどね。

【聞き手】

がんばってこられた結果が今のこの店舗数であったりとか売り上げだったりとか、あとは上場という信頼であったりとかってところに繋がってくるんじゃないかと。でも、要は当時の常識にないというかまだまだ一般的でないことを一般的化していくって本当に大変だったんじゃないかと思うんですけど。

【大野】

そうですね。でも、行政が医学分業をすいぶん進めましたから、それが追い風ですよね。

社長プロフィール

President's profile
氏名 大野 利美知
役職 代表取締役会長

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