株式会社CARTA HOLDINGS(旧株式会社VOYAGE GROUP) 結実した3つの挑戦。創業者が語る成長の秘密とは 株式会社CARTA HOLDINGS(旧株式会社VOYAGE GROUP) 代表取締役 社長執行役員 宇佐美 進典　 (2018年1月取材)

―SOUL(魂)を込めて事業を創造せよ―

【ナレーター】

経営理念にSOUL、魂という言葉を掲げているVOYAGE GROUP。どのような経緯でこの言葉が生まれたのか。

【宇佐美】

経営理念というのは、いかに普段日常の中でそれを意識して、その意識したことによってそれを行動してこそ初めてそれが生きたものとして会社の中に根付きますし、それ自体が結果としてカルチャーにつながっていくと思うので、まずは一旦、それまで掲げていた経営理念を1回、全部落として無くして、1回リセットしようと。そこから、ゼロベースで経営理念をまず、ビジョンをつくっていこうというものを始めていくということを行いました。いわゆる役員の中だけで経営理念を決めるのではなくて、社内の色々な人を巻き込んで「こういう経営理念見直しプロジェクトをやるから、やりたい人、参加したい人」といった形で、参加したい人は誰でもみんな入ってもらって、色々な人の様々な意見を出してもらって、それをまたチームごとに分かれて集約して、その集約したものをエッセンスにして、それを今度また役員の中で揉んで「これどう思う？」というような。こういうやり取りを結構行いました。

何をやるにせよ、世界を変えるようなことをやろうと。そういう思いをもって会社をつくったので、色々な事業をやっていますけど、それぞれの事業においてもやるからには利益が出るとか、そういった小さい話ではなくて、世界を変えるような事業をやろうという思いをもってやってほしいし、そういう思いがあるからこそ、最初のゼロから1を生み出すところが生まれるものだと思うので。そういう思いをどういう事業でも持ってほしいというところで、我々としてはこの“SOUL”、魂だと。会社にとって魂だという形で経営理念の1つにまず置いています。

一方で、普段仕事するときに、何を大事にするのだという、価値観の部分ですね。それを言葉にしたのが“CREED”と言われれているもので、何を大事にしたいかという思いをまさにみんなから集めて、その中で、こういうものに集約できるのではという形で生まれたものになります。