株式会社久月 ~“フレッシュさ”を徹底追求!創業180年超、老舗企業の新たな挑戦!~

Vol.2 100年以上続いた旧態経営の改革

株式会社久月 代表取締役社長 横山 久吉郎 (2016年1月取材)

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―100年以上続いた旧態経営の改革―

【聞き手】

色々なこういった環境の中で、将来は継ぐことになるのかなと思われつつ、大学を卒業していきなり会社に入られたかというと、そうではなくて、銀行に行かれたのですよね。

【横山】

物産だとか、いわゆる銀行よりも商社のほうが合っているのではないかとは思っていたのですけれども、父にそこを受けてみろと言われたので。他の企業も調べて企業訪問もしていたのですけれども、そのように話ができていたのでしょうね。そういうことを言われたので、分かりましたと。そういうところを受けてみたら、私の能力であれば普通であれば銀行には入れないはずなのですけれども、銀行が受け入れてくれたことが、やはり父がある程度の話をしていてくれたのではないかなと思います。企業を継承していくところの色々な知識や、あるいはそういうものを、銀行のほうが色々なことを勉強するのに適当であろうと父が思ったのだと思いますね。

【聞き手】

戻られてからも、色々な経験につながっているのですか。

【横山】

それはそうだと思います。一番は給与システムです。私が総務に入った時に銀行の給与システムを思い出して、それをどうやってうちの会社の中に取り入れていくかを非常に考えました。号俸がいくつ上がるかというのがその人の評価になっていますので、この人は私よりも評価されたのか評価されていないのかという、それを確認するために、喫茶店にいってそのようなことを聞いている人たちを見ましてですね。1号俸がわずか50円なのです。その時にどうやって、これだけの差で、人を働くようにさせるようなシステムにするかを考えていかなければならない。我々の給与は、こちらに入っている時ですから鉛筆をなめながら「これはこんなもんだろう」と、感覚的につけているものでした。もっとたくさんあげているのに、それだけの目標値がないのですよね。そういう意味で、銀行の給与システムはとても良いなと。自分でそれを思い出して、号俸が上がるようなポイントをつくって、給与システムをつくったのです。

【聞き手】

社内から、そんなの今までやったことがないのにうまくいくのかだとか、そういう反発はありましたか。

【横山】

そのところで自分でやって、そういう枠をつけてやったほうが良いと思って、急に部下に言ったら反発が返ってくると思いますが、大番頭がいたので、大番頭に「こういうことで毎年やって、いつも足らなくなると追加していますが、追加が多すぎて、イメージでもっているからこの職人にもあの職人にも追加、追加とやってしまうから、多くなってしまうのです」という話をしました。それで、予算を立ててみてはいかがですかという話をしたのです。そうしたら、すぐというわけではなかったですけれども、言い続けていたらある程度の期間で、それほど長い期間はかけずに理解してもらって、そういうのを含めて仕入れをやっていこうかという。急にドラスティックに変わったのではなくて、少しずつそのように入れてもらって、それで変わっていったということです。

社長プロフィール

President's profile
氏名 横山 久吉郎
役職 代表取締役社長
生年月日 1948/7/31

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