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Vol.2 弁護士の道を志したきっかけ

弁護士ドットコム株式会社 代表取締役会長 元榮 太一郎 (2015年12月取材)

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-弁護士の道を志したきっかけ-

【聞き手】

慶應義塾大学に合格をされて、法律学科に進まれるわけですよね。当時はもう弁護士になろうという意識があって進まれたわけですか。

【元榮】

漠然と、自分はあまり会社員で規律正しく生きるのは難しいのではないかと思っていました。学生時代に自由にやっていましたから。そこで、医者か弁護士かサッカー選手かぐらいしかアイデアがなかったのですよ。

【聞き手】

高校時代はサッカーを本格的にやってらっしゃったのですか。

【元榮】

小中高とやっていました。でもサッカーはさすがにプロになるほどうまくないぞ、と。そして、医者は、僕は採血すると倒れてしまうんです。

【聞き手】

血が苦手だという話を伺っています。

【元榮】

最近、克服したのですけれど、医者は駄目だと。とても人の体にメスを入れるなんてできない。その時にちょうどテレビドラマで、高嶋政伸さんが主役を扮する若手熱血弁護士のドラマが再放送でやっていて、これかっこいいなと、やはり弁護士なんじゃないか。そんな漠然とした思いで、大学は法学部を選びましたけど、まだ絶対やるぞと確信した感じではなかったですね。

【聞き手】

逆にお父様は、いわゆる大手の企業のビジネスマンでいらっしゃったわけですけども、そういう道はご自身の中では考えられなかったのですね。

【元榮】

僕の中ではやっぱり大企業の会社員というのはちゃんと時間を守る、定時に行くとか、休まないとか、あとはなんかすごくきちきちっと、要は学校の授業もちゃんと聞いて、そして試験でも結果を出す。僕の場合は、どちらかというと短期集中型で、目標を設定したときに一気にいくのが昔から得意だったので。

【聞き手】

元々、一極集中型というか集中力が高い方ですか?

【元榮】

一回目標をロックオンすると、そこに向けて無我夢中に集中してゴールに持っていくみたいな、瞬発力というか学生時代はそういうような形でやっていましたね。

【聞き手】

でも、ある転機があって、本当に法律家になろう、弁護士になろうと目指された。それも聞いたところによると、ネガティブな事故が原因でその道を目指そうと本格的に思われたということなのですけども。

【元榮】

災い転じて福となす。

【聞き手】

まさしくその通りですね。

【元榮】

なんでもプラスに変えていくというところを、当時はそこまで意識はしていなかったのですが、元々買ったばかりの中古の自動車、ローンを払うので精一杯で、任意保険という自動車保険に入るかどうか躊躇していた。年間数万円する、これは事故を起こさなければ節約できるのではないかと思ったら、

【聞き手】

誰でもそう思いますよね。

【元榮】

そうですね。車を買って2週間で物損事故を起こしまして。向こうからは、僕の方が悪かった事故だったので、縦列駐車から車道に出ようと思ったら、後ろから来たある信用金庫の副支店長を乗せる車両と接触。こっちの方が悪いと常識的に思っていましたので、向こうの保険会社の示談交渉担当者の出してきた修理の請求書が50万円、これ全額払えというところで悲嘆に暮れていたのですが、見かねた母親がこういうときは弁護士に相談するらしいと言ってくれました。

恐る恐る弁護士に相談したところ、確かにあなたが悪いのだけれども過失割合と言って、相手の傷ついた修理部分を全額払うのではなくて、あっちも3割悪いから。つまり7割あなたが悪いけど、向こうは3割悪いから、あなたは7割払えばいい。50万円の7割、つまり35万円ですよと。法律家が、プロがポンと線引きしてくれたので、それは納得感がありましたし、親も今回が最後だよということで、そのお金を払ってもらって事なきを得たっていうのが、やっぱり原体験としてあって、こんなに困っている人の役に立てる弁護士の仕事って素晴らしいなと、これはあのドラマで憧れているというレベルから絶対に弁護士になると、そこで初めて明確な目標として弁護士が設定されたというところですかね。

【聞き手】

本当に災い転じて、ですね。

【元榮】

そうですね。 あの時の経験をチャンスに変えるというか、次なる飛躍に変えるという意味ではいいエピソードとして僕の歴史の中では刻まれていますけどね。

社長プロフィール

President's profile
氏名 元榮 太一郎
役職 代表取締役会長

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