株式会社井筒八ッ橋本舗 ~創業200年超。京都の銘菓『井筒八ッ橋』などを製造・販売する老舗和菓子メーカー~

井筒八ッ橋本舗を変えた大仕事と改革

株式会社井筒八ッ橋本舗 代表取締役社長 杉野 善彦 (2016年3月取材)

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井筒八ッ橋本舗を変えた大仕事と改革

【聞き手】

色々と5年間九州で経験を積んで、50歳になられたということで、最後のビジネスマンとしての集大成はやっぱ地元でやりたいということで、井筒八ッ橋本舗さんに出会われたということですね。

【杉野】

平成17年の時に入らせて頂いて、その翌年でしたかね、京都市が京都市版の食品の安全管理をちゃんとしようということで、都食の安全管理認証という制度を作ったんですね。それは衛生管理とか、製品の工程管理とかをしっかりしようという、それでちゃんとできていたら認証を与えようというHASSPみたいなものですよ。それをその担当の時にですね、なってすぐの時にその認証の制度ができたので、すぐに取ろうということで、色々製造部門の方々と取り組みながらですね。その第一号、この業界で八ッ橋業界で初めて、第一号で食の安全管理認証を頂くことができたんです。これは、私がその前職でですね、ISOとかHASSPのことを勉強させて頂いたことが本当に会社に入ってすぐにお役立ちすることができたということで非常にうれしく思っているんですね。

【聞き手】

逆にいじわるな質問になるかもしれませんが、老舗でですね、そういう新しいことをやっていこうというのをご入社されて間もない頃にご提案されたりすると、現場とかからなんでそんなことをやらないといけないんだとか、反対の意見とか軋轢みたいなものはなかったんですか?

【杉野】

経営陣は、みなそういうことはちゃんとやらなあかんということで、同じベクトルなんですけど、現場の人達というのはやはり今と違うことを、何か起こそうとすると、そこに抵抗ができてくるのは、私は当たり前だと思っているんです。そこで、強制的にあれしろこれしろってういうことをやると、うまくいかないという風に思います。色んな長い間菓子業界でね、組織の中ででも、仕事させて頂きましたけれども、やはり組織を動かしていく原点は、人が心から動いて頂けるかどうかっていう所に関わってきますので、それがないといくら指示命令で、辞令一枚であっち行け、こっち行けっていうようなことでは、人は心底動かないし、できないと思ってましたから、製造部の工場長とかですね。今はどうやって作っているの、製造工程表をどうやって作っているのっていうのを一緒にやりながら、プロセスを一緒に踏んで、1つの仕組みとか制度を作って行きました。ですから、ある意味そういうことをすることで、初めは抵抗感をあったと思うんですけど、そういうことによって人間関係ができて、より親密に担当された工場長とか、製造部門の方と一緒にやっていこうという気持ちが生まれてきたと思います。

【聞き手】

そこで一丸となって、資格取得にむかって動いたことがむしろ杉野社長ご自身もこの会社に深く入り込むきっかけになったわけですね。

【杉野】

それともう1つね、そのタイミングで取り組んだのが、人事制度なんです。賃金体系とか人の評価の仕方っていうのが、あるときに制度をいれないかんと、今までは誰かの感覚的な物で評価するんじゃなくて、ちゃんとした物をつくらないといかんということで、当時作られていたんですね。ところがね、その評価と言うのが、本当に経営者がこういう人を大事にしたいと思っている人が、結果として評価される仕組みなっているかというと言うと、そうじゃなかったんですよ。世間でいう人事制度ができていたと、ところが本当に井筒八ッ橋本舗が目指す、こういう人を育ててあげたい、こういう人を評価してあげたいっいうことにいかに近付けていくかということを即座に賃金体系とか、評価制度とか当時の社長の想いとかを聞かせて行きながら制度変更をして行ったんですね、そういうことに入って行く時に、現場の人たちの声を聞かせて貰ったり、不満の声であったり、評価であったりを聞かせて頂きながら、組み上げていくことが、会社がどれだけその人たちのことを思って評価しているのか、あるいはもっとどんな風に育ってほしいと思っているのかって言うようなことが、本当にその制度を組み上げていく時によく勉強できましたね。

【聞き手】

そこにもやっぱり大手でやっておられた経験、仕組みを導入するっていうのは生きているんですね。

【杉野】

そうですね。

社長プロフィール

President's profile
氏名 杉野 善彦
役職 代表取締役社長

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