株式会社井筒八ッ橋本舗 ~創業200年超。京都の銘菓『井筒八ッ橋』などを製造・販売する老舗和菓子メーカー~

200年の歴史を背負う覚悟を決めた瞬間

株式会社井筒八ッ橋本舗 代表取締役社長 杉野 善彦 (2016年3月取材)

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200年の歴史を背負う覚悟を決めた瞬間

【聞き手】

2014年に社長にとういう話なんですが、徐々に話の流れになってきたのか、それとも突然ですか?

【杉野】

突然だと思いますね。

【聞き手】

6代目、7代目に?

【杉野】

今の津田佐兵衛というお名前を6代津田佐兵衛が今いらっしゃるんですね。オーナーとしていらっしゃいます。そのご子息が、お名前は津田佐兵衛は継いでいませんが、社長としては7代目の社長を今の会長が継いでいまして、社長としては私が8代目の社長として、今経営携わっていることなんですが。非常に突然と言いますかね、6代の佐兵衛から頂きまして、君はこの長い間続いているお店を継いでくれるかと、その覚悟ができているかと言われましてね、どんな覚悟をしたらええんやろと思ったんですけど。

【聞き手】

200年の暖簾を背負えるかってことですよね。

【杉野】

そうですね。その時にですね、6代の佐兵衛さんからね、お仏壇にある過去帳を見せて頂いたんですよ。過去帳、その1800年から、うちは創業は1805年ですけども、津田佐兵衛という名前が、1800年、本当にその時から名前が出ているんですよ。その過去帳1800年か、1803年だったと思うんですけども、そのときから始まっている過去帳をみせて頂きましてね、こんだけ続いている歴史の中に、杉野という、津田ではない人間が入らせてもろうてえんやろかと思ったんですね。でも、私は私がすごい人じゃなくて、6代の佐兵衛さんがすごい人やと思うんです。京都の老舗企業と言うのは、代々その名前を継いいきますし、200年も続いている会社の中で、違う人を社長にすえるという決断をされている佐兵衛さんというのが新しいことに、あるいは永続を願って新しいことにチャレンジをする。一歩間違ったら、どうなるんやろという怖さもあるんやろうけど、そこに信頼して頂いて、選んで頂いて教えて頂きながら、経営させていただいている。本当に私は本当に怖いけれど、やだないかんという気持ちが本当に過去帳を見せて頂いた時に思いましたですね。

【聞き手】

社内だとどうなんでしょう。200年経っての大英断というか大きな決断だとおもうんですけど、そこのことについて、社内的には皆さん驚かれたり、心配されたりということはなかったんでしょうか?

【杉野】

驚くと言うか、動揺はあったと思います。本当に従業員社長が社長としてやっていけるんやろうかと、今までの社長びみんなついていって仕事をしているわけですから、本当にその夢と希望があって、今までの200年からこれからの200年へどうつないでいくかというようなことを一生懸命やられてる社長、当時社長ですので、今でもそうなんですけども、その方への求心力が非常の強かったもんですから、本当に杉野さんが社長になって大丈夫なんやろかって言うようなことを思っておられた方はたくさんおられたと思いますし、まだおられると思います。でも、私は今の目の前に現れてくることは、それに対して一生懸命取り組んでいれば、横柄な態度でわしの言うことを聞けみたいなことをやっていると絶対に人の心は離れていきますけど、目の前のことを一生懸命取り組んでいる姿を見て頂けることが、一緒になってやっていこうというものに繋がっていくんじゃないかなと思って、そういう気持ちで仕事をさして頂いてますね、今は。

社長プロフィール

President's profile
氏名 杉野 善彦
役職 代表取締役社長

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