株式会社フェローテック ~世界シェア約7割の製品を保有。国内外の製造業を支えるトップメーカー~

Vol.4 今後 成長を見込む技術

株式会社フェローテック 執行役員代表取締役社長 山村 章 (2016年12月取材)

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―今後成長を見込む技術―

【聞き手】

これだけ右肩上がりに伸びてこられた御社の強さはどこにあると思われますか?

【山村】

うちのお客さんそのものが日本から脱出して、より安い東南アジアに移るのを目の当たりにしているわけです。アメリカ勢のハイテク業界は、東南アジア進出が早かったんです。89年に台湾の僕の友人から、「山村さん、もう中国の本土に行っても大丈夫だよ」というアイデアをもらったので、それで89年に中国をぐるっと回りました。上海、大連、深センのあたりを視察したのですが、結果としてとりあえず上海に小さな工場をつくったのです。僕は現地人を雇わないと絶対にだめだと、現地人のマネージメントではないと無理だと思っていたものの、該当者がいなくて、それでも工場進出を早くしないとならないという中で、日本の学生だった今の中国の社長に巡り会って、彼をその2年後くらいに行かせました。彼のおかげでだいぶ中国で大きくなることができました。それが1つの理由ですね。また、アメリカと一緒になれたことでグローバルになったと(いうことも理由です)。マーケティングがグローバルで、安くつくる拠点、そして日本の生産技術を導入できたというところが強みですね。

【聞き手】

私たちの生活のあらゆるところで、実は御社が開発された技術が使われているのですよね。

【山村】

そうですね。半導体の製造装置のプロセスには磁性流体を使った真空シールが使われています。その元になるシリコンのインゴットつくりには不可欠ですね。歩留まりが圧倒的に違います。太陽光発電用のシリコンにも使われていますし、エネルギー、それから電子冷凍は、これから食糧を作るのに、今はバーティカルというか垂直に面積をあまりとらず水栽培ができ、その温度コントロールをすると成長が早いということがわかってきて、そちらのほうにも使われていますね。

【聞き手】

本当に細かいところにも御社の技術が活きているということを勉強させていただいて驚きました。

【山村】

これだけ見ているとあまりメカ的な会社ではないと思われがちですが、実は中国の体制の中に、マシニングセンタが400台以上あるんです。ちょっとした工作機械、何でもつくれる会社になりつつあります。

社長プロフィール

President's profile
氏名 山村 章
役職 執行役員代表取締役社長

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