株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ(旧株式会社フェローテック) 親会社を逆に買収!? ものづくりを支えるグローバルメーカー、誕生の軌跡 株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ(旧株式会社フェローテック) 執行役員代表取締役社長 山村 章  (2016年12月取材)

Vol.5 今後の展望と視聴者へのメッセージ

インタビュー内容

―今後の展望と視聴者へのメッセージ―

【聞き手】

社長として、これからさらに力を入れていきたいこと、御社としてやっていきたいことは何ですか?

[【山村】

前のパートナーと言いますか、フェローフルイディクスに参加した時に、グローバルなビリオンダラーカンパニーにしようということで入ったんです。それに近づきつつあるのですが、為替レートを考えると3000億円いかないとならないので、新たな目標は3000億です。

【聞き手】

大きな目標ですね。しかし、今の御社に技術を見ていますとそれも実現できると思います。特に今、御社の技術がどんどん求められる時代になってきていますよね。

[【山村】

うちの強みは振り返ってみるとハードディスク用のシールで世界を独占していたということです。しかしその商品が死んでしまった。それでも、その後もずっと伸び続けられたのはなぜかということを自分でも考えるのですが、とにかく懸命に皆で努力してやるとなんとかなるという感じですね。

【聞き手】

今の5000人を超える仲間とともに会社をやる状況を、かつて想像されていましたか?

【山村】

想像はしていたけど、具体的な想像はしていませんでした。売り上げを目標にしていたのは事実ですね。35年前には、こことここをこうすればこういうふうになるなという、今の姿が何となくというか、かなりはっきりわかっていました。マーケティングストラテジーをグローバルにして、売れるものをより安価に、正確な技術でモノを安くつくるという体制さえ整えれば、なんでも売れるだろうと思います。しかし、これからの30年が大変でしょう。今、全く違っていますから。経済的な体制もどうなるか心配ですし、技術革新が非常に速いので商品寿命はますます短くなると思いますし、そういうこともあって(心配をしています)。ただ、基本的な真空でモノづくりする、機械加工で精密部品をつくる、色々な材料を手掛けている、加工できる、そういった技術、シリコンやセラミックや石英であるとか、ステンレス、チタン、そういったものの加工技術は、基礎的なものも持っていて、それを世界的にマーケティングできるといういうところさえあれば、何とか30年後も、僕がいなくなっても大丈夫だと思います。

―視聴者へのメッセージ―

【聞き手】

最後に視聴者の方に向けてメッセージをお願いします。

【山村】

当社は常に優秀な人材、真面目でしっかりと働いていただける人材を探しています。会社が大きくなるにつれてそういった人たちのポジション、新しいスポットが増えていますので、これは面白い、一緒になって働けるという気持ちをお持ちの方、ぜひ参加してください。世界中で日本人はどちらかというと日本にこもりがちでしたが、平和であればこれから国境のない世界に移っていくはずですので、世界中にはばたけるように頑張ってください。

【聞き手】

本日はたくさんのお話をお聞かせいただきありがとうございました。

【山村】

ありがとうございました。


経営者プロフィール

氏名 山村 章
役職 執行役員代表取締役社長

会社概要

社名 株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ(旧株式会社フェローテック)
本社所在地 東京都中央区日本橋2-3-4 日本橋プラザビル
設立 1980
業種分類 その他の製造業
代表者名 山村 章
従業員数 500名
WEBサイト https://www.ferrotec.co.jp/
事業概要 ①半導体等装置関連事業製品の製造販売(真空シール・石英製品・ファインセラミックス製品・CVD-SiC製品・マシナブルセラミックス製品等)②電子デバイス事業製品の製造販売(磁性流体・サーモモジュール)③車載関連事業製品の製造販売 役職:元執行役員代表取締役社長
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