東京テアトル株式会社 ~消費者の「時間」を演出する!映画会社の次代に向けた挑戦~

映画が結んだ縁

東京テアトル株式会社 代表取締役社長 太田 和宏 (2017年5月取材)

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―映画が結んだ縁―

【太田】

小学校のときからおふくろに手を引かれて映画を見に行っていました。中学に入っても自分でお小遣いはたいて友達と見に行って。当時は名画座が結構ありましてね。実はテアトルグループが名画座をやっていたのです。中学校のときに池袋にあったテアトルダイヤとか、新宿にあったテアトル新宿などは名画座でした。そこに毎週300円で中学生は2本見られました。それで結構通い詰めて、そこで“テアトル”というのがずっと頭に残っていて。

監督をやりたいと思ったことはなかったのですが、映画は例えば音楽もスポーツもみんな生かせる業態でもあると思っていたので、だったら将来は好きな映画の世界に行けたらなということは漠然と思っていました。それで映画を作るサークルに入って、夢中になって。本当に。

やっぱり作りたいというのはありました。実は作りたくて入ったのですが、これは僕にとって人生で一番幸いだったのが、一緒に入った同期にすごい才能を持った人間が2人いましてね。これを見たときに俺だめだと。作る才能ないやと思って、じゃあ自分は何やろうかと思って、役者をやったりもしていました。自分も一本作りましたが、やはり進路を考え始めるときに、そういう連中を見ていたので、当時日本映画は今と違って全然駄目な時代だったので、ではこういう才能のある人間たちを送り出すような仕事だったらできるかもしれないと思ったのです。ですから作ることにそもそも興味があったのですけど、一番いいのは出会った人間が才能あふれる人だったこと。今その人間たちはクリエイティブな業界で立派に活躍しています。それらに出会えたことが一番の財産でしたね。

当時いわゆる映画会社で、映画に携わる仕事できちんと就職の募集をしている大手はいませんでした。東宝、東映、松竹、日活さんに行けないと、映画をやりたくてもどこに行っていいかわからない。結局皆さんは電通の子会社などでCMの制作会社や広告代理店に行っていました。僕は将来プロデューサーみたいなことが出来ればくらいにしか思っていなかったので、本当にどこに行っていいかわからなかったので、とりあえず代理店とか、出版だとか、関連するようなところをいくつか会社訪問しました。その矢先に当社が、大学の掲示板に出ていたのです。予算がなかったのでしょうね。広告も一切出していなくて。それを見つけて、あ、テアトルだ、募集しているんだと思って、大学の就職課から即、公衆電話で電話をかけて、そうしたら明日来てくれと言われました。そしてポンポンと入ったという感じです。

幼少期からテアトルの劇場には通っていましたし、テアトル東京に行ったのは中学生のときでしたから。そして他の名画座に行って。そういう意味では親しんでいましたし、大学の就職課でパッと見つけてそれで電話かけて行ったらすぐ内定というのも、何かの縁だと思いましたね。

社長プロフィール

President's profile
氏名 太田 和宏
役職 代表取締役社長

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