株式会社オープンエイト ~40代で起業!7兆円市場に見い出した活路とは~

Vol.4 7兆円超え市場への挑戦

株式会社オープンエイト 代表取締役社長 兼 CEO 高松 雄康 (2017年7月取材)

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―7兆円超え市場への挑戦―

【高松】

ユーザーが新しい発見や体験をし、かつ世の中の経済活動に影響を与える領域、となると、色々な事業があるのですが、調べていくと、いわゆるお出かけ、Step Outと呼ばれる領域がすごく大きな要素を占めていることが分かりました。私たちの可処分時間というのがほとんどお出かけに使われているわけで、そこでお金や時間を費やしているわけですよね。

市場規模で言えば、レジャーも含めると7兆円を超えています。そして、その領域に進出している動画メディア事業があるか調べたのですが、競合となるようなものが無かったんですね。その理由は、今になって分かってきたのですが、大変だからです。つまり、お出かけというのは外の話なので、自社のスタジオでは撮影できず、動画は全てロケ物になります。そういう意味ですごく難しいのですが、参入障壁が高いからこそビジネスチャンスがある、と考えました。

実験的に10本、20本の動画を撮影するところから始めて、最終的に「これでいける」と思ったのでアクセルを踏みはじめました。それが1年前のことです。お出かけ事業が本当に「いける」と思ったのは、去年(2016年)の10月、11月くらいですね。正直なところ、前例のないことですから、どんな動画をつくる、どんなメディアにする、といったところがそう簡単には決まりませんでした。当時はまだ動画を数十本しかつくっていなかったので、単なる広告のような動画をつくってしまったり、ユーザーになかなか見てもらえなかったり、すごく苦労していました。そんな中で、掘っていけば掘っていくほど、ユーザーが何を求めているのか、をもっと追求しなくてはいけない、と考えるようになりました。

そこで外部に助けを求めて、ユーザー目線のアドバイスをしてくれる人を呼ぶなどしながら、少しずつ今の女性が動画に何を求めているのか、ということを整理して、去年(2016年)の10月、11月位から、フォーマットも含めたコンテンツの内容を変えていきました。そこで一番面白いと感じたのは、お金では買えないFacebookのエンゲージメント指数が上がったことです。「いいね」やシェア、コメントという数値は、広告を出していれば上がるようなものではなく、ユーザーの気持ちが動いて初めて発生するアクションです。その指数が異常に上がったんですよ。そこから、「これは来たな」と思いましたね。

半年間かけて組織してきた量産体制を一気につくり、「動画作成のペースを月200本に増産する」という目標を掲げ、結果として去年は年内で月200本のペースまで増やして、そこから『ルトロン』というブランディングが始まりました。

うちの運営している『ルトロン』とは、元々フランス語で「ル・トロン(LE TRONC)」、トランクという意味があります。これはうちにいた女性スタッフが考えたのですが、自分たちが生活したり働いたりしている中で、お出かけに行く際の情報源は、どうしてもワンパターンになってくる。もはやテレビや雑誌には触れなくなってきているわけです。その時に日々の喜びやちょっとした楽しみをどのようにして体感させてあげられるか、ということを追求していく中で、『ルトロン』=プチ贅沢というところに行き着きました。女性にとっては「ご褒美メディア」ですよね。

こういうところに行くと気分がハッピーになる、といったことを描き始めてから、うちのメディアは、下は10代から上は50代まで、平均的に見てもらっていることが分かりました。動画というのは年齢の垣根を超えることができる。難しいところがなく、ただ見ているだけで成立しますから。コンテンツが年齢に関係なく「良い」と思われているのはすごく良いことだと思っています。元々掲げていた「世界中の人たちのライフスタイルに革新を起こして、豊かにしていく」という思いがある中で、この動画はもしかすると言語の壁を超え、世界中の人に見てもらえるかもしれない、と考えました。ユーザーも増加傾向にあり、この『ルトロン』という動画を伸ばしていこうと決めました。

社長プロフィール

President's profile
氏名 高松 雄康
役職 代表取締役社長 兼 CEO

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