株式会社日本香堂ホールディングス ~変化を機会に!新体制で臨む老舗企業大変革の全貌~

Vol.3 需要創出に向けた挑戦と『青雲』に込めた思い

株式会社日本香堂ホールディングス 代表取締役社長 小仲 正克 (2017年8月取材)

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―需要創出に向けた挑戦と『青雲』に込めた思い―

【ナレーター】

核家族の増加や戦後教育への移り変わりなど、供養業界は変化の真っただ中にあると語る小仲。時代に合わせた商品づくりとは。

【小仲】

1番のポイントは、我々はリーディングカンパニーなので、需要を創出することです。ある意味ではお客様に使っていただく機会を創出する。これが我々の役割だと思っています。そういったことを色々とやらせていただいているところです。

【聞き手】

社長の代になられてから、何か新しい取り組みとしてされていることはありますか?

【小仲】

1つは、やはり機会を創造するということで、年末の喪中見舞いというのはかなり広がって、日本の新しい文化のようになりつつありますね。

ご存じの通り、今家族葬などが増えて、亡くなった方のことをお知らせしないというケースが増えています。ところが年末になると年賀状を出さなければいけないということで、年賀状を欠礼するために喪中はがきを出します。そのことによってご不幸を知る方が7割を超えているのです。そのようなときに「お線香送ったらいかがでしょうか」というご提案をしたところ、今、お盆並みの需要期になってきました。

これは新たな日本の1つの文化というか、習慣になりつつあるというようなところです。使用機会を創造するというところでいうと、そんな活動も1つですね。やはりお線香というのは、心を伝えるもののようなところがあるので、お線香を送るというよりかは、心を伝えるという手段なのです。
そういったことで使われているところも多いので、お客様の視点に立てば見えてくるものもあるのではないだろうかと思います。

【聞き手】

商品名である『毎日香』であったり、コマーシャルが今でも耳に残っている『青雲』という商品だったりというような代表的なものがありますが、それらはいつ頃から作られているものなのでしょうか?

【小仲】

『毎日香』はもう、かれこれ110年くらいになりますね。
『毎日香』をつくったのは私どもではなくて、鬼頭勇治郎という方がつくられました。それを私どもが引き継いだブランドなのです。

『青雲』は日本香堂という社名になってから出したので、50年くらいのブランドになります。『青雲』のコマーシャルの連凧には結構深い思いがあります。もちろん、親子でこうやって連凧を上げる。そしてそこには、『青雲』の凧がずっと天に向かって繋いでいる。あれは先祖を表していて、先祖から自分たちに繋ぐ、1つの形として連凧を使わせていただいています。あれはある意味では、先祖との絆という意味合いで使わせていただいているのです。バックには富士山。そして青い空ということで、そういう思いでつくらせていただいております。

我々はどちらかと言いますと、プルと言いますか、消費者に対するコミュニケーションで伸びてきた会社です。ですから、テレビが始まって間もないころからテレビコマーシャルをつくったり、あるいはラジオ(でのコマーシャル)をやったりということで、それによって買っていただくというマーケティングをやってきました。そういった意味では『青雲』、『毎日香』のコマーシャルをよく覚えている方は多いですし、まさか同じ会社がやっているとは思わなかったという方も結構いらっしゃいます。

社長プロフィール

President's profile
氏名 小仲 正克
役職 代表取締役社長

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