株式会社Geolocation Technology 国内初の事業化に成功！元自衛隊社長の次なる挑戦 株式会社Geolocation Technology 代表取締役社長 山本 敬介　 (2017年9月取材)

―人生を変えた転機―

【ナレーター】

自衛隊の業務に従事する傍ら、趣味で始めたインターネットとの出会いが山本の将来を変える転機となった。

【山本】

インターネットは、ホームページなどを見ることができますし、電子メールもとても手軽に送れますよね。それにものすごい衝撃を受けました。自分が普段仕事で運用してるネットワークよりも、インターネットのネットワークにすごい興味を覚えまして、このままコンピューターのネットワークの仕事をするなら、インターネットの仕事に変えたいと思い始めたのが（転職の）きっかけです。

当時は、有限会社クリエイトという別会社の中の、静岡インターネット事業部という形で、いわゆるインターネットサービスプロバイダーを立ちあげたばかりの会社だったのですが、私はそこにスタッフとして入社しました。そして、その静岡インターネット事業部を株式会社とするときにそのまま転籍しました。当時は1996年くらいでしたので、インターネットがちょうど普及を始めるタイミングだったため、事業はどんどん拡大し、（私は）静岡県内にアクセスポイントと呼ばれる接続ポイントをどんどん展開していくという仕事をしていました。転職するときに、本当はネットワークエンジニアとして入りたかったのですが、少し自信がなかったので、営業職として転職し、いろいろ勉強しようと思いました。

本当にインターネットの黎明期だったので、個人向けの接続サービスの営業もしましたし、企業に向けて常時接続サービスを提供したり、ホームページをつくりましょうとか、セキュリティはこうしましょうという（提案をしたりするなど）、非常に幅広い仕事に携われたことがとても楽しかったですね。