Tranzax株式会社 ~事業の縮小、中断。困難を乗り越え手繰り寄せた逆転劇~

Vol.3 逆風の中で掴んだ再起のチャンス

Tranzax株式会社 創業者 小倉 隆志 (2017年10月取材)

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―逆風の中で掴んだ再起のチャンス―

【ナレーター】

入社後、様々な部署で実績を上げ続けた小倉だが、彗星のごとく突如現れたインターネットに可能性を見出し退職。インターネットベンチャーを立ち上げるのだが、そこから小倉にとっての試練が始まる。

【小倉】

一応CFOという立場でしたけれども、あっという間にマザーズ上場しました。ただ、その後は悲惨なことになりましたね。スキャンダルが発生して、マザーズ銘柄が「みんな犯罪者集団じゃないか」ということが1回あって、その時にちょうど上場がぶつかってしまったのでひどかったんですよ。株価はつかないし、調達金額も上場したにも関わらず7億円しか調達できませんでした。あの頃みんな100億円くらい調達しているのに7億円しか調達できなくて、辞めることにしたのです。

きちんとした証券会社をつくらなきゃいけないと。ただ、当然のことながら自分で1からつくると大変です。人を採用してシステムつくってオフィスも設けてというよりは、買ってしまった方が簡単です。FM東京が「上場したい」ということで、「ちょっとお前行け」ということで、野村証券からFM東京紹介していただきました。それで最初は野村証券の顧問として2年やって、3年目に執行役員に就任しました。役員待遇の顧問ということでやって、それでFM東京のCFOのような形で、執行役員経営企画局長という役職になり、上場準備を進めました。一応上場できるところに持っていったのですが、残念なことに、TBS買収とか日本放送買収といった騒動の時期にぶち当たってしまったので、「買収すると怖いから嫌だ」と社長が言い出して、それで上場しないことになってしまったのです。それならばいても仕方がないので退職をすることにしました。そうしたら、野村の人たちは本当にいい先輩が多いんですけども、CSKにいた先輩が引っ張ってくれたのです。CSKがCSKISという新しいシンクタンクをつくったんです。そこの役員ということで呼んでいただき、新規事業開発を(担当しました)。最初は順調だったのですが、リーマンショックがあり、会社を事実上潰してしまいました。それで、「どうしようか」と思った時に、このプロジェクトについては、関係省庁の方、金融庁さんや経産省さん、国交省さんなどに相談をしたら、「いや、CSKでやる必要はないんだから。小倉君自分でやりなさいよ、みんなで応援するから」と言われたので、それを本当に受け止めて、会社をつくってしまったんです。

社長プロフィール

President's profile
氏名 小倉 隆志
役職 創業者

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