Tranzax株式会社 ~事業の縮小、中断。困難を乗り越え手繰り寄せた逆転劇~

Vol.5 Tranzaxの使命と視聴者へのメッセージ

Tranzax株式会社 創業者 小倉 隆志 (2017年10月取材)

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―Tranzaxの使命と視聴者へのメッセージ―

【ナレーター】

全ての中小企業がより資金提供を受けやすくなるような社会の実現に向けて、Tranzaxの今後の展望と担う使命とは。

【小倉】

フィンテックといってもテーマは1個だけのはずです。「中小企業でもきちんとお金を借りやすくしましょう」ということだと思います。そのために、私どもは電子債券というスキームを使って中小企業が借りやすくなるスキームをいろいろと開発しています。今、5つくらいスキームをつくっていますけども、追加してどんどん増えていく予定です。特許は今2つ成立しています。

本当に今、株主の方が100名弱いらっしゃって、個人のエンジェルの方が多いんですけど、その方々に恩返ししないといけないので、必ず上場しなければならないわけです。まず黒字にならないといけないので、とにかくご恩返しのために、早く黒字になっていくと。そういう意味ではですね、遂に黒字化するかもしれないというところまで漕ぎつけてきたので、もう少しだなという感じですね。

日本の国際的な競争力はどんどん弱くなってきています。労働時間当たりのGDPというものが算出できるのですが、1時間働いてどれくらいGDPを稼げているかという割り算になっています。日本は40ドルくらいです。その日本の数値を100とした時に、アメリカが165くらいです。(日本は)アメリカの生産性の3分の2もないわけですよ。一番ショックなのが、イタリアとスペインが、124なんです。イタリアの生産性よりも4分の1も低いってショックじゃないですか。何故こんなことになったのかというと、中小企業の生産性が全然上がってないんです。2000年以降ほぼ横ばいです。トヨタやパナソニックなど、そういう(企業)はもちろん国際競争力があり生産性も高いのですが、問題は、7割の人は中小企業で働いているにも関わらず、そこの生産性は全然上がっていない(ことです)。何らかの投資をしない限りは、生産性は上がらないんですよ。ところが、中小企業にはそこに投入する金がありません。そこで投資ができる余力を中小企業にあげないと、中小企業の競争力そのものがなくなり、日本の競争力は落ちてしまうのです。ですので今、中小企業に資金をつけて、投資してもらって生産性を回復しない限り、未来はないんですね。

我々がやっているのは、手前でお金が入るなど、資金繰りが良くなるので、銀行に借り入れ交渉しなくても手許現金が増えるので、その増えた現金で研究開発でも設備投資でもIT投資でもやったらいいんですよ。それで少しは生産性を上げないと。生産性を上げるというより儲からなければいけないんですよね。なので、国の経済政策も今、中小企業の政策に大きく舵を切っているわけです。大企業に税金かけて、中小企業を優遇するという方向になっています。大企業もとにかく溜めているだけで使わないので。そんなところに溜めているくらいなら中小企業に回して、生産性の改善に回さないともう国がもたないので、そういう方向になっているんです。だから我々もその方向で同じようにやっているということで、国の政策の延長線上でやっていますというのが、当社のたてつけですね。

―視聴者へのメッセージ―

【小倉】

企業というものは1社だけでは成り立たないんです。お客さんがあって、逆の範囲でいえば、要するにサプライヤーがいて、部品を供給しているから製品もつくれるわけで、お客さんの会社があるから売れるということで、1社だけでは成立しません。だからみんなで発展するしかないんですね。1人だけ儲けようというのは、やはり難しいことで、やはり全体で上がっていくというのが一番いいわけです。そのために今日本で一番欠けているのは、中小企業のゆとりがなさすぎるということなので、そこにできる限りゆとりができるような仕組みというのは社会ニーズがあるので、社会ニーズがあることをやるということは、当然収益が上がるということになります。そういう意味で、弊社は本当に世の中全体が向上していって、世の中のみなさんに喜んでいただけるような、新しいサービス(を展開しています)。弊社は金融機関ではありませんけれども、お金が借りやすくなるようなサービスということで、展開していきたいと思っております。ということで、生産性が上がれば、別に少子高齢化は全然怖くありません。これからせめてスペイン、イタリアは抜かしたいと思いますので、みなさん頑張りましょう!

社長プロフィール

President's profile
氏名 小倉 隆志
役職 創業者

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