Vol.2 オプトでの2つの学び
―オプトとの衝撃的な出会い―
【ナレーター】
起業への参画後、当時は経営に必要な力が十分に備わっておらず、会社を成長させることに苦戦。失意の中、あるニュースが荻原を奮起させた。
【荻原】
大阪で当時起業したのですが、あまりうまくいかず、東京に戻ってくることになりました。そのショックから立ち直れず、1ヶ月、2ヶ月くらいは現実認識するのも大変でした。ただ、それを徐々に受け入れていた時に、改めてもう1回仕事するぞと思えたのは、テレビでサイバーエージェントの藤田さんが上場するというニュースを見たときですね。やはりこれが1番衝撃でした。
実はサイバーエージェントの藤田社長は私と同い年なので、私は地獄の方に行っていましたが、彼はそれで起業して上場した。インターネットで、サイバーエージェントだ、マーケティングだということなので、非常に良いビジネスをやられているなと思って、すごい衝撃を受けました。とはいえ、「前に進もう」と、あのテレビを見て思いました。
【ナレーター】
サイバーエージェントの上場に衝撃を受け、近い将来インターネットの時代が来ることを確信した荻原は、ウェブマーケティングを行っている企業への転職を決意。その中で出会ったのがオプトだった。
【荻原】
色々な会社を受けたのですが、1番衝撃的だったのは、やはり鉢嶺さんでしたね。彼は覚えているかわからないですけど「うちの会社に本当に入って頂けるのですか」と、年下の、自分ではほぼ終わったと、負け組なのだと思っている自分にそのような声をかけてくれたことに衝撃が走って、「僕にそんなことを言ってくれる人がいるんだ」と思いまして、この会社に決めようと、完全に思いました。
ただ、鉢嶺さんに1つだけ質問したのは「成果を出せれば、給与は、所得はきちんと上がりますか」ということだけ聞きました。「それは上がるよ、安心して。こういう制度なのだ」と教えてくれたので、そういう誠実さとかも含めて、それで「この会社のために入りたい。鉢嶺さんの力になれるのなら」と思いまして、転職することを決めました。
【ナレーター】
入社後はインターネット広告部門に配属。その部門で、荻原は2つの学び得たという。
【荻原】
オプトは当時、それほど大きな資産を持っていなかったのですが、その資産をフォーカシングする、要するに“集中”するということを、勇気をもって行えたのですね。それによって、限られた資源を「きっとこういうターゲットのところが求めているから、そこにあてていこう」という、この“選択”と“集中”がすごく上手だった。これを見ることができたのは1つ大きな学びでした。
2つ目はですね、“仲間”ですね。個が強かった時代から、「これからITを目指すぞ」というふうにオプトも舵を切り始めたときに、やはり組織力をつけてチーム戦でやっていこうと、大きく方針転換されて、組織をつくっていったのですね。その時に僕もその中の一員として管理職として当時やらせてもらったのですが、やはり仲間と一緒につくりあげていく幸せ。「こいつがこういうふうに言っているのなら、俺もこういうことやってあげたいな」とか「みんなで協力してこの1つの大きなことを成し遂げようぜ」とか。そういう一生の宝という、“仲間”ができたことがやはり1つの学びでした。
経営者プロフィール
氏名 | 荻原 猛 |
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役職 | 元取締役会長 |
生年月日 | 1973年8月24日 |
座右の銘 | 勇往邁進、公明正大 |
愛読書 | 坂の上の雲 |
尊敬する人物 | イチロー |
会社概要
社名 | ソウルドアウト株式会社 |
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本社所在地 | 東京都文京区後楽1-4-14 後楽森ビル19F |
設立 | 2009 |
業種分類 | サービス業 |
代表者名 |
荻原 猛
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従業員数 | 543名 |
WEBサイト | https://www.sold-out.co.jp/ |
事業概要 | 日本全国の中小・ベンチャー企業に対して、デジタルマーケティング支援、HR支援、テクノロジー支援を展開 |