ソウルドアウト株式会社 起業失敗の挫折から再起。「ソウルドアウト」誕生と躍進の軌跡 ソウルドアウト株式会社 元取締役会長 荻原 猛  (2017年11月取材)

Vol.4 事業モデルの全貌と次の一手

インタビュー内容

―事業モデルの全貌と次の一手―

【ナレーター】

中小・ベンチャー企業を対象に、ウェブマーケティングを通じて売り上げの拡大・向上を支援するソウルドアウト。その事業モデルの全貌に迫った。

【荻原】

大企業のみなさんよりも、中小企業、それからベンチャー企業に特化しているというのが1つ特徴だと思います。我々が今持っているサービスはウェブマーケティングなので、広告代理事業に紐づくウェブマーケティングのサービスです。

もう1つは中小企業のみなさんの生産性を高めていくということで、IT化支援を行っております。例えば、今まで30分かかっていたことをIT化することによって1分でできるなど、こうやって生産性を上げていくという、そんな支援しているのが2つ目のサービス。

そして、3つ目のサービスは、HR、人材採用のお手伝いをする、もしくは我々の新卒の教育にも使っていた動画のコンテンツを企業さんに見て頂いて、社員の教育コストがないという方については、そのビデオを見ていただくなど、そういうHRの支援を行っている。このように、お客さんの悩みや課題がたくさんあるので、それを我々が支援できるように、サービスラインナップをこれからも増やしていきたいなとは思っています。

【ナレーター】

IT企業ながら、クライアントとのやり取りは“face to face”で行うことを徹底し、全国各地に拠点を展開していることも、ソウルドアウトの特徴の1つだ。

【荻原】

地方のみなさんに喜んでいただくには、やはり東京から遠隔で提案するというよりは、営業拠点を置いて、みなさまと“face to face”でお話できる環境をつくるべきだろうと思いまして、営業所を設立していったという経緯です。ソウルドアウトのソウルは、靴底のソウルという意味も込めています。やはりお客様のところに足を運んで、社長のみなさんのお悩みを聞き、我々はそれを受けて提案する時も“face to face”で行っていくと、そういうスタイルをとろうということで営業所をつくっていきました。

【ナレーター】

中小・ベンチャー企業に貢献するための新たなミッションとして、地方の雇用創出を掲げているソウルドアウト。その真意とは。

【荻原】

潜在能力の高い会社さんはたくさんあります。やはりインターネットとかマーケティングとかがあまり詳しくないという会社さんもありますが、少し歯車が合えばどんどん企業は成長していくと思います。

企業がどんどん成長していくと、地方に雇用がどんどん生まれていきます。ですので、今掲げている1つのミッションは、当社のクライアントさんの新規雇用の合計値で、10万人くらい新規雇用を生もうと、社員と話しています。そういう貢献の仕方もあると思っています。

伸びるべくして伸びる会社というのがあって、ぶら下がっているのではなく、自立していきたい、成長していきたい、リスクをとってどんどんグロース(成長) していきたいという会社がやはりあります。そういう会社のみなさんの意志と、持っている商品やサービス、これをどうやって活かしていくかというのがたぶん僕らが横にいてサポートしていく内容かなと思います。それがうまくかみ合うと、そういう会社がどんどん出てきて、中には上場していく会社さんも出てきます。

そういう理念を掲げていますので、その理念に対して賛同してくれる社員が1人、また1人と増え、当時はすごく高かった離職率も、今年はおそらく5%切ってくると思います。それくらい志1つにした仲間が集まっている会社になれた。クライアントさんに対する貢献もできるようになったなと、こういうふうに今思っています。


経営者プロフィール

氏名 荻原 猛
役職 元取締役会長
生年月日 1973年8月24日
座右の銘 勇往邁進、公明正大
愛読書 坂の上の雲
尊敬する人物 イチロー

会社概要

社名 ソウルドアウト株式会社
本社所在地 東京都文京区後楽1-4-14 後楽森ビル19F
設立 2009
業種分類 サービス業
代表者名 荻原 猛
従業員数 543名
WEBサイト https://www.sold-out.co.jp/
事業概要 日本全国の中小・ベンチャー企業に対して、デジタルマーケティング支援、HR支援、テクノロジー支援を展開
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