株式会社平成建設 ~建築業界の概念を覆したビジネスモデルに込められた信念~

Vol.2 業界唯一無二の特色

株式会社平成建設 代表取締役 秋元 久雄 (2018年3月取材)

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―業界唯一無二の特色―

【ナレーター】

業界では、職人や施工技能者のほぼ100%が外注といわれている中、平成建設は建築の領域全てにおいて自社で職人を育成するという、内製化を貫き続けている。

【秋元】

建築という分野では、規模の大きいものを手掛けるのがスーパーゼネコンです。その次に今度は準大手、並びに中堅企業(が続きます)。俗にいうゼネコンです。その下に準ずるものですね。メインは監督が施工を管理する会社です。もちろんほかのこともたくさん行っていると思います。一部はもちろん設計をしている会社もあるでしょう。今度は家について考えると、大きいところは工業化住宅ですね。ある程度の規格で、工場である程度組み立てて、パズルをつくって現場で組み立てる。中には工場内でかなり組み立てて運んでくるという方法をとっている(企業もあります)。当社はそれと真っ向から反対というか、対立しているわけではありませんが、すみ分けがかなりされているというか、まず、自前で全部設計をしなければなりません。高級住宅をすべて手掛けていますからね。高級住宅は全部設計です。技能も大変(高度)なレベルが必要になりますね。要するに工業化ができないもの、全部手づくりだということです。それを行っています。コンクリートの建物も鉄の建物も自前です。それはマンションだろうが、クリニックだろうが何だろうが、全て自前でつくります。要は珍しい。珍しいというよりも、今、現状では当社しか(それを行っている企業は)ありません。


【ナレーター】

部下の投票により上司を決めるという独自の人事選考を行っているのも特徴の1つだ。

【秋元】

こんな無茶なことは、上場会社ではあり得ない。なぜかというと、当たり前のことですよ。会社は株主のものですから。各部で部長を投票で決めます。取締役も、必ず職域、担当職を持っています。それがないのに取締役ということはありません。株主は何も選ぶことができなくなるわけです。だから上場会社ではあり得ない。それと同族会社ではどうかというと、これはまた難しい。身内をなかなか取締役にしにくくなるということだ。だから意外とやらない。誰もやらない。発想はあってもやろうとしなかった。うっかりやると危険だ。でも当社はうまくいっている。上に胡麻をするような人間は1人もいない。効果がないから。陰日向がなくなる。だから私も冷静に判断できるのです。なぜかというと、私が選んでないから。幹部たちは下から選ばれてきた幹部ですから、私にその幹部たちが胡麻をする必要性がないのです。

社長プロフィール

President's profile
氏名 秋元 久雄
役職 代表取締役
生年月日 1948/10/15
座右の銘 金を残して死ぬ者は下、仕事を残して死ぬ者は中、人を残して死ぬ者は上

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