株式会社東京一番フーズ ふぐ専門店『とらふぐ亭』や海鮮料理店を展開。養殖ビジネスにも本格参入 株式会社東京一番フーズ 代表取締役社長 坂本 大地　

歴史(挑戦したくて上京)

【坂本】

当時の大阪の人間、関西の人たちの発想というのは、東京人はふぐは食べないと、関東でふぐ文化は絶対根付かないというのが、当時の常識だったんですね。

私もそんなにたいそうな仕事をやっているわけではなかったんですが、何か自分の力で、世の中変えられようなことはなにのかなと思いながら、漠然とは仕事してたんですけれど、パッと自分たちがやっている仕事のふぐ料理に関して、もしかしたら東京に持ってきたら、この東京の食文化を変えられるかなと思いまして、それで東京に出店することを決めました。それがスタートですね。

【坂本】

ふぐという業界が当時でも、今でもそうですけど、やはり創業したところは、ふぐのお店で上場すること自体が世の中の人の常識じゃない。

非常識だったんですよね。でも12年経てば、こうやって上場できるわけですから、そういう業種・業態ってまだまだ世の中あると思うんですよね。

ですから当社がそうやって上場することによっていろいろな方の動機付けになるのではないかなと思ったりもしまし。そんな業種、業態、当社から見たら絶対に上場しないと言っているような業種も、もしかしたらあるかもしれないですけど、そういう会社が5年後、10年後には上場しているかもしれませんし、3年後かもしれませんし、その社長しだいですよね。