Vol.2 価値観
インタビュー内容
価値観
【渡辺】
「For Client's Best Interest」という経営理念でクライアントの最善の利益のために、M＆Aのアドバイスを提供しましょうとしています。お客様のためにアドバイスをするというのは当たり前の話なのですけれども、先ほど言ったように多くのM＆Aのファームは、金融機関の中の一部門にあるために、どうしても組織のロジックで一人ひとりがお客様に向けないことがあるのではないかと思います。
我々の存在意義とは、あくまでも一つ一つのプロジェクトの中で、クライアントにとって最善のM＆Aになるようにアドバイスをすることが、当社の指名だと、言ってみれば弁護士というのは依頼人の最善の利益のために一生懸命仕事をするじゃないですか、ですからM＆Aという会社にとって非常に重要な成長戦略の中で、クライアントの最善の利益を考えて、プロジェクトごとに向いていくというのが当社の使命であり、レゾンデートル（存在理由）なのではないかというのが、当社の理念です。
【渡辺】
私がいちばん個人的にうれしいのは、数年経って「やはりあのM＆Aをやっていて本当によかったですよ」と、「GCAサヴィアンさんに手伝ってもらってあのM＆Aがあったから、今日我々は成長ができたのだ」とか「あのM＆Aがなかったら今頃どうなっていたかわかりませんよ」という声を聞くと、やはりこの仕事をやっていてよかったなと思いますね。
つまりM＆Aというのは長期的なものでして、瞬間的に株価をあげるとかではないので、長期的にビジネスの価値を作っていく、それはもちろん、最近言われている株主のための価値を作る、これも大事ですけれども、やはりステークホルダーの価値です。
従業員の方たちが生き生きと仕事をする、あるいは取引先が喜ぶ、新しい製品やサービスが生まれる、私はそういったものを最近は「人を幸せにするM＆A」と呼んでいるのですけれども、クライアントから「GCAの渡辺のM＆Aは本当に良いよね」と言ってもらえるような、そういった会社になりたいなと思っています。
経営者プロフィール
| 氏名 | 渡辺 章博 |
|---|---|
| 役職 | 元代表取締役 |
| 生年月日 | 1959年2月18日 |
会社概要
| 社名 | フーリハン・ローキー株式会社(旧GCA株式会社) |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都千代田区丸の内1-11-1 パシフィックセンチュリープレイス丸の内30階 |
| 設立 | 2008 |
| 業種分類 | サービス業 |
| 代表者名 |
渡辺 章博
|
| 従業員数 | 435 名 |
| WEBサイト | https://www.gcaglobal.co.jp/ |
| 事業概要 | 完全独立系のＭ＆Ａアドバイザリーファームとして、クライアントの最善の利益のためのアドバイザリーサービスを提供。 |
