サイボウズ株式会社 ~400万人が利用するグループウェア業界No.1。設立わずか9年で東証一部上場~

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Vol.1 歴史

サイボウズ株式会社 代表取締役社長 青野 慶久 (2013年1月取材)

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歴史

【青野】

サイボウズを立ち上げる前に松下電工という会社にいて、そこでグループウェアを導入しました。ある別の会社のグループウェアを導入して、みなさんに使ってもらおうと思って入れたのに使ってくれなかったのです。その理由がソフトが高機能過ぎてよくわからないでしたり、機能がありすぎて重たくて立ち上がりに時間がかかる、おっくうだ、そのような理由で使われなくて、僕的には失敗でした。その時ちょうどインターネットの技術が広まってきて、ウェブブラウザを見れば世界中どこでも見られる、操作も簡単、それを見た時に、これを使ってグループウェアを作ればシンプルでうちの部門でも使いやすいものが作れるのではないかと思いました。それでどうしてもそのグループウェアが作りたくて退職したというのが起業の経緯です。こういうものがあると絶対に受けるとおもいました。周囲に話してもあまり響かなくて、会社を辞めてソフトを作り始めました。若気の至りです。

【青野】

ユーザー4万社というのは当時はとても想像できませんでした。一部の人に受けるのではないか、というところからはじめて、最初の社員は3人でしたので、一人20万円で60万円くらいソフトが売れれば食べていけるかな、みたいなところからスタートしています。ですから現在の販売数を見ると驚きです。起業当時は社会のことを知らなかったものですから、良いソフトをつくって、大売れして、上場してというのを想像はしていました。ちょうど当時アメリカではベンチャーブームで、ネットスケープという会社など、成功例があったので、それをイメージしながら会社を作りました。会社を立ち上げた頃は、イケイケのベンチャーですから、土日も関係なく働いて、みんなにもそれを求めました。しかし、それを続けていると一時期はいいのですが、結婚したり、子供ができたりすると、ついてこれなくなる人もでてきたり、辞めていく人が増えていた時期があって、そういうのを見ていて、もったいないなと思いました。

【青野】

結局、社員が辞めると新しい人を採用しないといけないし、教育しないといけないし、俺たち無駄なことしているよねと思っていて、それでもっとみんなに長く働いてもらうために、何ができるのかなという事を考えて。考えてというよりもみんなで相談して、どうすれば辞めずに済む?というようなことを聞きました。それをそのまま素直にやっているのが今の状況です。私としては強い思いはなくて、みんなが気持ち良く長く働いてくれるといいなと思っています。すごくいい会社だと言われると違和感があります。私はあまり社員のことは考えていないので、「社長が社員思いで」と言うのは、とんでもない勘違いです。私はただ、グループウェアを広げたいだけで、そのためにみんなをできるだけ長く働かせようと思っているだけです。ですから良い会社をアピールすると、僕の中では後ろめたい気持ちが出てきます。

【青野】

僕的には良い会社と言われるとドキッとするのです。なぜかというと、もしかしてこの会社、どんどん生ぬるい感じになっているのではないか、居心地がいいだけの会社になっているのではないかと、違うよね、世界中にチームワーク広げるって決めたよね。そこの目標は良い会社でも悪い会社でも持ち続けたいなと思います。

社長プロフィール

President's profile
氏名 青野 慶久
役職 代表取締役社長
生年月日 1971/6/26
出身地 愛媛県
出身校 大阪大学
座右の銘 真剣手を抜く癖があるから
愛読書 ビジョナリーカンパニー2

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