株式会社アドウェイズ アフィリエイトで国内トップ。海外広告やＳＮＳとの提携強化し、成長を続ける 株式会社アドウェイズ 取締役会長 岡村 陽久　 (2012年10月取材)

価値観

【岡村】

僕は全然やろうと思っていたわけではなくて、当時「an」というアルバイト雑誌があって、高収入の上級とか中級とか、そんなコーナーがあって。その上級にあった会社、給料が24万8千円で、プラスやればやるほど報酬みたいな。工事部だったんですね。工事部で「やればやるほど報酬」って何だと思って、いっぱい工事をしたら、いっぱいお金がもらえるのかなと思って。その会社に行ったら「今、工事部がいっぱいだから。君若いし営業に回ってくれる？」と言われて、入ったのがきっかけで。

【岡村】

今、サイバーエージェントさんと取引をさせていただくことが多いんですけど、すごいみんなかっこいいんですよね。僕はどちらかというと、這いつくばってそうな感じなので。そういうオシャレ感があんまりないので、入社できなかったのかなとか。色々社風に合わないみたいな所は、やっぱりありました。今でもサイバーエージェントさんという会社自体はこの業界では一番、僕の中では一番すごい会社だと思っているんで、すごく尊敬させていただいていますし。経営の最先端というか、これまでの概念を壊すような、そういう新しい施策を打ったりとか。会社を経営する上で、サイバーエージェントさん、そして藤田社長はすごい参考になるというか、尊敬する存在です。

【岡村】

基本的には目標は1つで、当時2007年の4月だったんですけど。なので、2008年3月期だったんですね。8年3月期の8、3を取って、「ハチサンタンクロ」っていうキーワードで。アドウェイズはハチサンタンクロだと言って、ハチサンタンクロっていうポスターを当時、社内に200枚ぐらい貼って。とにかくどこに行っても、ハチサンタンクロというポスターが貼ってあるという。それくらいハチサンタンクロに向けて、社内が一致団結したんですけど。やったことといえば、ハチサンタンクロというキーワードをずっと言い続けてたっていう。「黒字化しなければ会社が潰れる」という意識がみんなすごく強かったので、2008年3月期までに必ず単月黒字にさせようという。その当時は僕も現場に行って、僕も1つの事業を持って、新卒を70人ぐらい採用したんですけど、配属できる新卒が50人ぐらいだったので、20人くらい余ってしまったんです。その20名で、1つの事業部を作って、僕がマネージャーになって、朝から晩までみんなで一緒になって営業したりして。あの時は本当に管理部から、社長から、バイトから、社員は当然のこと、全員が単月黒字に向かって一致団結した。やれることはみんなでやっていこうと。

【岡村】

うちの経営理念は「金儲けより人儲け」という。会社が利益を上げる「金儲け」よりも、人を成長させるだとか、人が成長する機会を作っていくだとか。または取引先だったり、社会の利益を考えて経営していくと。

【岡村】

日々地道な努力をすることによって、できることを全てやることによって、結果というものは出てくるものじゃないかなというのを、営業マンをやらせてもらった時に体験した事もあり。基本的に、あまり才能だとか実力とかというものは、あってないようなもので。一番重要なのは、できることを確実にやるっていう。その積み重ねで、実力とか、結果とか、才能というものは付いてくるものだと思うので。自分を成長させるための努力というか、できることを、きちんとやるということを、やっているかどうか。結果を出した人は、きちんと頑張っているのでそれを評価して。そうすると周りの人もそういう人になりたいみたいな感じで、みんなが頑張るような文化になっていくので。そうなると、うちの理念である「金儲けより人儲け」という理念に近づけますので、そういう風に考えています。