株式会社トランスジェニック 遺伝子分野で成長するバイオベンチャー 株式会社トランスジェニック 代表取締役社長 福永 健司  (2013年7月取材)

Vol.4 キャリア

インタビュー内容

キャリア

【福永】

どうしても専門性が強い会社なので、ある程度大学院なり、もしくは企業で研究の現場を経験した社員を面談して採用していっています。もちろんその研究だけではなく、営業だとか管理部門についても一緒で即戦力、我々少人数でやっていますので、即戦力を重視して採用していると。面接の時に一番重要なのは、その人の性格、真面目な性格だとか、我慢強いとか、社会性があるとか。少人数ですので、意識の共有はしやすいんですけど、対人関係がしっかり出来る人をしっかり見定めて、その上で能力を見て採用するという形になっています。
新卒についてはですね、もう少し会社が大きくなったら新卒を定期的に取っていかないと、社員の年齢構成が将来問題になってくる時もきますので、それはもうひと段階成長してからだと思います。

【福永】

理想とする人材、会社としては各セクションの理想とする人材がいるんでしょうけど、私自身が全然この業界とは関係のない世界から入ってきていますので、そういった業界の動向や技術の中身とか、といったものをを正確に私に伝えてくれる人と言いますか、組織が一番重要だと思っています。特定の人に依存するのではなく、ちゃんと意思決定をするのに値する、根拠になる情報を提供してくれるシステムを構築する事が一番大事かなと思っています。

【福永】

僕は特定の右腕というのがいなくて、もともと業界に詳しくないせいもあるんですけど、色々な幹部の人間に聞いて、みんなそんなにばらばらの意見は言わないわけで方向性が当然議論していると見えてきて、これで決めて、失敗するはずないから皆で頑張りましょうという感じでやっています。
大きな方向性に関しては常にこれまでは従業員と意識共有してやってきて、会社規模が大きくなってくると、事業分野も増えてきているので、前みたいにすぐ集まってというのはできなくなるでしょうけど、それでも各専門分野の幹部たちと集まって意思決定をしていけば、そんなおかしいことにはならないと思います。

【福永】

逆に僕は素人なので、みんな分かりやすく説明してくれるんでですね、分かりやすく説明できない事業は多分駄目なんですよ、これは。
社会的にニーズがある、うちの会社だとうまくやれるとか、素人に分かる話じゃないと難しい事業はほぼ成功しないと。ベンチャーというのは最先端のことをやらなきゃいけないので、読んでもよく分からない事をやるじゃないですか。そういうのよりむしろ、子供でも分かるような、これだったら研究者が喜ぶだとかですね、製薬企業が買ってくれるだろうとか、そういった事業を中心に据えてやっていきたいと思いますね。
自信がないと特に上場企業の場合は、株主さんからの責任も重いからですね、そこは全部理路整然とやっていかないといけないなと思っていますね。


経営者プロフィール

氏名 福永 健司
役職 代表取締役社長
生年月日 1969年8月13日
出身地 福岡県久留米市
愛読書 特になし

会社概要

社名 株式会社トランスジェニック
本社所在地 福岡県福岡市中央区天神二丁目3番36号 ibb fukuoka2F
設立 1998
業種分類 その他
代表者名 福永 健司
従業員数 236 名
WEBサイト http://www.transgenic.co.jp/
事業概要 1.遺伝子改変動物・抗体の開発、販売およびこれに関わる各種ライセンス許諾 2.遺伝子改変動物・抗体を活用した研究開発(バイオマーカーの探索・同定) 3.各種動物病態モデルでの非臨床試験 4.遺伝子解析
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