株式会社ワークスアプリケーションズ 企業の生産性向上を目指すワークスの新たな一手 株式会社ワークスアプリケーションズ 元代表取締役最高経営責任者 牧野 正幸  (2017年11月取材)

Vol.4 キャリア

インタビュー内容

キャリア

【牧野】

採用の際にいつも気を付けているのは、とにかく能力の高い人を集めるという事です。これは創業時からずっとそうしてきています。我々の事業上の課題というのは開発だとか営業だとか、その部分に課題があるわけではなくて、大きいのは世界のトップベンダーとの戦いというものがありますが、彼らと比較して我々がとても厳しいと思うのは、優秀な人材が日本の場合、大きな会社に行きたがることなのです。創業当時から初任給も高かったし、優秀な人には高い報酬も払ってきました。優秀な人でなければ我々が相対している一流企業様に対応できないからです。

心と思い、思いつきだけでは、製品の売買やサポート、提供ができるかというと、やはりできないのです。ポテンシャル上優秀な人材を採用すると、我々が言っている優秀というのは端的に言うと、頭の回転が速くて、創造性がある柔らかい頭を持っている人という事になります。GEの世界でナンバーワンと言われた経営者ジャック・ウェルチもそうですし、ビル・ゲイツも同じことを言っています。優秀な人材でチーム編成すること、そうすればビジネスは必ずうまくいくと。育成とかは言ってないのです。育成にお金をかけるくらいなら、優秀な人材を採用することにかけるべきだというのが、世界中のトップクラスの企業が言っていることです。

優秀な人材であれば難しい仕事を与えたら、自分で考えながら自分で成長していけるので、優秀な人材を採ることに企業は注力すべきだと思います。人材のレベルに合わせて仕事の難易度も上げていくべきだと思います。もしも最大難易度の仕事が待っているのであれば、最大難易度の仕事に応えられるだけの人材を集めるべきだと私は思います。

【牧野】

入ってきている新卒のその大半がインターン経由です。一番優秀な人たちがまだ流動している時期はいつかといわれたら、新卒の時期なんです。それもあって、新卒のインターンシップも含めて若いうちから才能ある人に対して(要素を満たす人材かどうか)判断した上で、就職が解禁になるタイミングでお声掛けをするという手法をとっています。

インターンシップで能力を見極めたうえで、「あなたであれば間違いなく当社にいつ入社しても構いません」というパスを出すという事です、内定ではないのです。現時点の能力だけであなたはクリティカルワーカーとして優秀なので、その後どのようなキャリアとたどったとしても、弊社に志願してもらってかまわない。というとてもゆるやかなものです。

我々がインターンシップをやっているのは、我々のためでもあります。もう一つは彼らに早く自分には何が向いているのか、大きな会社で仕事をするタイプなのか、難易度の高いゼロイチ型の仕事をして何回もくじけながら成長していくタイプなのか、早いうちにクリティカルワーカー型なのかそうでないのかを、見極めてほしいと思っています。


経営者プロフィール

氏名 牧野 正幸
役職 元代表取締役最高経営責任者
生年月日 1963年2月5日
出身地 兵庫県
座右の銘 「問題解決こそが仕事」

会社概要

社名 株式会社ワークスアプリケーションズ
本社所在地 東京都千代田区麹町2-5-1 半蔵門 PREX South 2F
設立 1996
業種分類 情報通信業
代表者名 牧野 正幸
WEBサイト http://www.worksap.co.jp/
事業概要 ERPパッケージソフトウェアのHUE AC・HUE Classic・Arielシリーズの開発・販売及びサポート、SaaSサービスのHUE Works Suite・HUE Works Suite DX Solutionsシリーズの開発・販売及びサポート、開発委託業務を含むSI サービス事業、業務改善の提案をはじめとしたIT コンサルティングサービス事業、その他のプロフェッショナルサービス事業
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