Vol.5 プライベート
インタビュー内容
プライベート
【牧野】
私個人はもともと頑張るのが好きなのです。自分がおじいさんになった時、孫に対して語れる人生を作っておきたいと思うのです。それをいつもみなさん考えるべきだと思います。人生の最後になったら自分より若い孫のような人に対して話す機会もあります。その時にありきたりな言葉を繰り返したのでは、誰も聞いてくれません。自分は何をどう考えてこうした結果、失敗したあるいは成功したという話は、みんなのためになるわけで聞きたいわけです。
例えば、就活の時にどうしてその会社を選んだのか?「みんなが大きな会社が良いというから大きな会社を選びました」あるいは「安定して会社なのでこの会社を選びました」、その話面白いですか?私は全然面白いとは思えません。せっかくこの世の中に生まれてきたのだから、一番身近な自分の孫なり何なりに、影響力のあるような話しをしてあげたいし、年寄りとしての充分な経験値で物語りたいのです。
その経験値というのは、自分がいかに考えてきたかという事だと思います。それが知恵です。本に書いてある知恵は読めば誰でもわかります。自分が本に書かれていないような事を語りたいのです。そのために私は頑張るのが好きだから、仕事ばかりで家庭が崩壊してしまった、なんていうのも良くないし、でも30歳までは私は仕事しかしていませんでした。それが一番得だと思ったし、実際良かったと思います。
【牧野】
仕事以外のことは何もやりませんでした。お金もたまるばかりです。使わないから、趣味もないし仕事ばかりしていました。でもそれではまずいなと気付いて、30歳を越えてから徐々にワークライフバランスを考えて、スポーツをすることもあれば、友達と真夜中まで飲みまくることもありました。たぶん今は若い人に比べても、相当プライベートを充実させていると思います。
今は若手の経営者と毎日飲んで、いろいろな相談を受けたり、逆にこちらから話しかけたりしています。また、遊び方を教えたり、飲み方を教える事もあります。60歳になったらそのメーターがもっと上がると思います。だから楽しいです。
これから就活する人に言いたいのは、30歳代でバランスをとってはダメだということです。30代にバランスとって、40や50代になってどうするつもりなのだろうかと、バランスがもっと取れなくなって、仕事をやらされ続けるkとになる。それよりも30までの仕事をしっかりして、自分が主役になれる状況まで持っていくべきなのです。10年あれば絶対なれますから。
主役になれば、自分で仕事をコントロールできるようになります。選択肢が無限に広がるのです。それを30代で企業の組織でゆっくりバランスをとって仕事していると、30になっても主役になれません。結局40才になっても主役になれない。下手したら50歳になって主役になれないまま、関連会社に飛ばされてしまうという事も起こる。
その人生よりも自分で選択しを確実につかめるような人生にするためには、私は30歳までひたすら働くべきだと思います。ひたすらというのは頭が過熱するまで考えて仕事するべきです。そのうえで30歳になってから自分で考えれば良いのです。ここからのラークライフをどう生きるのだと、もしくは自分の仕事はこのままでいいのかと、そこで考えれば良いのです。大学を卒業して10年くらいはひたすら、全力でやればいいと思います。私はそうしてきました。

経営者プロフィール

氏名 | 牧野 正幸 |
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役職 | 元代表取締役最高経営責任者 |
生年月日 | 1963年2月5日 |
出身地 | 兵庫県 |
座右の銘 | 「問題解決こそが仕事」 |
会社概要
社名 | 株式会社ワークスアプリケーションズ |
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本社所在地 | 東京都千代田区麹町2-5-1 半蔵門 PREX South 2F |
設立 | 1996 |
業種分類 | 情報通信業 |
代表者名 |
牧野 正幸
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WEBサイト | http://www.worksap.co.jp/ |
事業概要 | ERPパッケージソフトウェアのHUE AC・HUE Classic・Arielシリーズの開発・販売及びサポート、SaaSサービスのHUE Works Suite・HUE Works Suite DX Solutionsシリーズの開発・販売及びサポート、開発委託業務を含むSI サービス事業、業務改善の提案をはじめとしたIT コンサルティングサービス事業、その他のプロフェッショナルサービス事業 |