株式会社ドトールコーヒー 一文無しから生まれた日本一企業 『ドトール』誕生の軌跡 株式会社ドトールコーヒー 名誉会長 鳥羽 博道  (2013年7月取材)

Vol.6 今後の事業

インタビュー内容

―今後の事業―

【鳥羽】

コーヒーの卸をやっている時に、それだけの品質が伴わなかった。銀座に素晴らしいコントワールという喫茶店ができて、そこに納入しました。大変な努力をしながら相手の要望に沿う商品をということで相当悪戦苦闘しましたが、ついに他社に取られてしまったということがかつてあるんです。その時の悔しさというのがありまして、いつもずっと思い続けてきたことは、「まずい?だったら買ってくれなくて結構です」というコーヒーを作りたいという事。実際には言わないかもしれませんが、そう言えるようなコーヒーを作りたいというのが我が思いでした。

企業が大きくなってしまうとなかなかそうはいかない。最後にそういうことを実現したいということで、今長男はドトールをやっているわけですが、次男がいまして、次男には鳥羽コーヒーというのをやってもらいたいと。自分でとにかく考えて、世界一のコーヒーを売るということをやって、いうなれば今までの従来の焙煎業者とは違う新しい形で“コーヒーの「とらや」”になると最高級のコーヒーの贈答というものを中心とした喫茶店をやってほしい。いま息子が着々とそれに向かってやっているところです。


経営者プロフィール

氏名 鳥羽 博道
役職 名誉会長
生年月日 1937年10月11日

会社概要

社名 株式会社ドトールコーヒー
本社所在地 東京都渋谷区神南一丁目10番1号
設立 1962
業種分類 小売業
代表者名 鳥羽 博道
従業員数 926名
WEBサイト https://www.doutor.co.jp/
事業概要 コーヒーの焙煎加工並びに販売、食品の仕入れ、販売及び輸出入、飲食店の経営、フランチャイズチェーンシステムによる飲食店の募集及び加盟店の指導
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