株式会社カクヤス ~いつでも、どこでも、どれだけでも運ぶ「カクヤス」常識破りの戦略~

Vol.3 配達ビジネス誕生秘話

株式会社カクヤス 代表取締役社長 佐藤 順一 (2015年3月取材)

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―配達ビジネス誕生秘話―

【佐藤】

ディスカウントショップの立ち上げといっても、当時は大量陳列、大量販売、セルフ、ゆえにローコストでした。自分のところはそれらができないと思いながらも、ディスカウントショップはやってみたいと揺れる気持ちでした。自分がお客さんになった時に、自分のお店に行きたくないと思う、楽しそうではないですよね。これは駄目だろう、4,000万円(の赤字)も顕在化してしまうかなという気持ちでしたね。名前も当時は『ダイヤス』という名前で、チラシを絶対配るなと言われていたんですけど、そうは言ってもチラシを配らないとお客さん来ないだろうと思って配ったんです。最終的にチラシに値段を書きませんでした。「ディスカウントショップを開いたから来てください」とだけ書いたのですが、それでもお客さんはきましたね。

【聞き手】

当時、斬新でしたよね。ディスカウントショップで値段が表示されていないとなるとどれぐらい安いのだろうと気になりますよね。

【佐藤】

店舗に自信がなかったため、配達を始めることになりました。ローコストオペレーションのロジックからいうと、配達サービスというのは最もコストがかかるんです。ただ、バブル崩壊の影響で業務用の商品を配達する人がたくさん解雇されてしまった。この子たちを使うしかないと思いました。しかしそれでも費用対効果が合わないと思い、最初は配達料300円をもらっていました。その配達料も、1時間で3件回れたらアルバイト代が出るかなという程度の考えで設定したものでした。

【聞き手】

お客さんも300円ならわざわざ出なくてもいいし、重たいものを持たなくてもいいので払いますよね。

【佐藤】

チラシをまく範囲も、自転車で来られる範囲にしようと思いました。1キロの範囲で円をかいたら、大きな団地があり、その団地から三分の一ほど入りました。その団地の三分の一のみチラシを配るというのも、どうかなと考え、団地は行こうとしたら1.2キロありました。よく1.2キロの商圏モデルといわれるのですが、ただ団地がほしかっただけなのです。1.2キロで、1回300円の配達料でディスカウントのお酒を届けるというビジネスモデルができました。

【聞き手】

辞めようとは思いませんでしたか?

【佐藤】

お客様が待っているというのがあったので、やめるという事は考えませんでしたね。顔が見えるのでやめにくいというのがあったのだと思いますね。

社長プロフィール

President's profile
氏名 佐藤 順一
役職 代表取締役社長

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