株式会社アッキーインターナショナル ~日本製製品を前面に押し出した免税店を秋葉原を中心に展開~

Vol.3 創業秘話と倒産危機エピソード

株式会社アッキーインターナショナル 代表取締役社長 阿部 英行 (2015年5月取材)

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創業秘話と 倒産の危機を乗り越えた エピソード

【聞き手】

会社も成長して、ご自身も要職に就かれてというなかで、なぜ独立起業みたいな。

【阿部】

僕も感じていたことなんですけどね。辞める1、2年前からやっぱり会社の特に上層部のまとまりが崩れてきたんですよ。それ以前に社長をやられていた人が退任をされ、次の方は社長になり。そういうところのバトンタッチがうまくいってない。新しい社長が来る。なんとなくね役員の皆さんも役割もね。依然と比べたら全くないしね。この企業は衰退するなと思ってましたよ。間違いなく。

【聞き手】

そういった流れの中からご自身で。

【阿部】

それはね。自身じゃないんだけど、思っていた所に元部下がちょっと話があるんですけどということで相談に来たのがきっかけなんですよ。まあ自分でやるのもいいんだけど、うまくいくかあるいは失敗するかわからないわけですから、リスクはありましたね。ただそこで思ったのは残っているリスクの方が高いんじゃないかなと思ったわけ。

【聞き手】

なかなかご自身のプライベートの環境を考えられて、決断というのは簡単じゃなかったですよね。

【阿部】

寝られない日も続きましたけどね。ただ今から思うと自分でやろうと言ったのではなくて、元一緒にやっていた部下がやりましょうよって言われたことに対するなんとか答えてあげようという方が7割8割あったのかもしれないね。

【聞き手】

数名ではじめられたわけじゃないですか。立ち上げられた当時はいかがだったんですか。

【阿部】

とにかく資金繰りですよ。1期目から黒字だったんですよ。黒字なんですけどね。伸びれば伸びるほどお金っているんですよね。3月に会社を設立して4月の終わりに4月27日にオープンして、早くもその年の7月には倒産するんじゃないかと思ったぐらいお金が全くなくなりましたもん。でね、1年目2年目というのは銀行さんが全く相手にしてくれないんで、なかなか貸してくる人もいなかったんですけどね。これも実はね、エピソードがありましてね、もっと商品が買えれば売れるのになとかね。あるいは、ちょっと特価なものとか仕入れるじゃないですか。でも月末に売り切れないと支払いが迫ってきますよね。そしたらね社員がみんなお金を貸してくれたんですよ。これはね、困ってた時に一番多い人は700万持ってきてくれた。だから、700万持ってきてくれた人もいるしね。200万、300万と100万単位でね、あっという間に3000万くらい集まりましたよ。みんな持ってきてくれた。

【聞き手】

それはもう皆さんの会社にかける想いというかただの従業員じゃないわけですよね。

【阿部】

だから働いていればね、利益が出ている会社か出ていない会社かってよくわかりますよね。みんな元自分の部下ですから、会社勤めしていて、資金繰りとかね、そういうことってタッチしないじゃないですか。大きな組織の一部署でやっているわけですから。

【聞き手】

事業部がもうかっているかもうかってないかぐらい。

【阿部】

その範囲ですよね。ところが会社でね、本当に5人10人で初めてみるとですね。損益以上にその資金繰りが難しいって分かるわけですよね。例えばね、こんなことがありましたよ。7000円で仕入れたものをね、5台仕入れましたと。35000円じゃないですか。で、1個10000円で売ると。7000円で仕入れたものを10000円で売ると。5個仕入れて、5個売れればね、全部売れれば35000円仕入れ資金に使ってお客さんから50000円もらえるわけですから、15000円の利益が生まれる。で、1個につきあがりが3割あるわけじゃないですか。ところが5個売って、これが全部回収できるんであって、2個しか売れないなら、仕入れ資金で35000円出ても20000円しか回収が無いわけでしょ。

【聞き手】

15000円の赤字ですよね。

【阿部】

そういうわけですよ。つまり社員はね、3割儲かりましたと私の所に来るんだけど、全部売ってから自慢しろと。そういう頭がね、みんな会社勤めやっているとね。欠如してましたね。そこをまず直させましたね。

社長プロフィール

President's profile
氏名 阿部 英行
役職 代表取締役社長

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