医療法人社団 翔舞会 関東を中心に8つの分院を経営。歯科業界に新風を巻き起こす風雲児！ 医療法人社団 翔舞会 前理事長 荒井 昌海　 (2015年8月取材)

仕事について

【荒井】

デザイン的な要素もあるわけですよ。全くない状態の所から歯を作っていくとか。かみ合わせを作って行くとか。強度を考えて機能を作って行くとか。そうすると。建築士さんみたいな、設計力が必要な時もあるし、単純な土木作業員のような工事の力が必要なときもあるし。あとは見た目の能力が必要だったり、コミュニケーションの能力が必要だったり。僕は患者さんとするために。いわゆる営業マンまではいかないけど、コミュニケーションに長けてないと、患者さんと話ができないとか。３０分ごとに新しい初診の方がきますから、人見知りだと始まらないとか。やっぱり色んな能力が問われてくると思うんです。ただ削っているだけでいいというわけでなくて、今言ったように喋れないといけないし、設計できないといけないし、建築できないといけないし、見た目の良さも追求できないといけないしということで。色んな能力が問われているところが楽しいところだと思いますね。

【聞き手】

歯科医師になっていらっしゃらなければ、他に何かこういうことやってみたかったなって。今は例えば新しくＩＴ分野でも、私たちのことはなかったと思うんですけど。一杯色んな事業ができている中で、今の仕事が全くなければ、これをやってみたかったなみたいなことはありますか。

【荒井】

それもたまに聞かれるんです。ＩＴだったらどうしていたと聞かれるんですけど。僕は、実際に仕事していないのでわからないんですけど。日進月歩すぎて、今日使えるテクニックが１０年後に使えなくなる世界じゃないですか。医科とか歯科と言うのは、今日の治療方法でも一応１０年後も通用するわけですよ。アップデートしなくても、歯は治せるんです。ただ新しい材料じゃないとか、新しい道具でないだけで、歯は治る。性格じゃないかもしれないんですけど、突き詰めていく楽しさってあるんですよね。今までやってきたことを捨てずに、今までのものを踏襲しながら突き詰めていくというのが医療のいいところで、全部がリプレイされることはないので、別の職業につくとしても、そういう職業がいいですね。

【聞き手】

職人的なやっぱりこう。

【荒井】

職人的なんでしょうね。どうなんでしょうね、ＩＴの方が職人じゃないと言ったら私はＩＴの方も職人だと思うし、極端なことで営業の本当のプロの方は営業職という職人だと思うんですよね。だから仕事すごく突き詰めて専門的にやられている方は全員職人だと思うんですよ。インタビューされる職人だと思うし。撮影される職人だと思いますし。だと思うんで、本当に仕事を楽しくしていれば、全員が職人ですよね。