株式会社Preferred Networks ~トヨタ、パナソニック、ファナックなどと業務提携するIoTベンチャー~

Vol.6 経営者の役割と人材マネジメント

株式会社Preferred Networks 代表取締役社長 西川 徹 (2015年10月取材)

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―経営者の役割と人材マネジメント―

【聞き手】

ご自身は今、経営者と技術者、比率的にいうとどれぐらいなんでしょうか?

【西川】

今は経営者の比率のほうが大きいですね。本当に優秀なメンバーが集まっているのもありますし、もちろん技術的なことは色々教えてもらいながら、自分でも勉強しながらやっているんですが。

やはり組織をまとめて、しっかりと方向を付けていくことというのが、今一番重要なミッションかと思っております。

【聞き手】

経営者歴でいいますとほぼ10年ぐらいになられるのですが、この10年間で自分が経営者として一番大きく変わったなと思われるのはどういう部分ですか?

【西川】

日々新しい発見はありますが、Preferred Networksを設立するまでというのは、組織をどうするのかを学ぶことが非常に多かったですね。

やはり会社というのは、人がやっているものですので、人の心を理解する、人と人とがチームワークを組んで何かをやっていくことを理解する、そこをどうやって生かすのかを考えるということが、一番勉強してきたところでして。

Preferred Networksを設立してからは、事業をいかに加速させるか、成長させるかというところで、組織的なことももちろん重要ではあるんですが、資金調達の手段など、工夫しながら事業を加速させると。それによってより大きなインパクトを与えていく。

そういうことに関して非常に色々知見が得られていると思います。

【聞き手】

ベンチャー企業の中で経営者とはどうあるべきだと思われますか?

【西川】

私自身まだまだ未熟なので偉そうなことは言えないんですけども、ただこの10年間やってきて思うのは、やはりビジョンをつくっていくことだと思います。

それも技術系の会社であれば、技術的にも面白くて、世の中にもインパクトを与えるようなものをつくっていかないといけない。そうすると、その2つを両立させて、尚且つ、他の人が予測できない、想像がつかないような、ただ恐らく20年後には訪れているであろうような世界を想像する。それが一番重要かなと思いますね。

【聞き手】

開発系のベンチャー企業は皆さん会社に寝泊まりしているようなイメージがあったのですが、御社はそうではないのですね。

【西川】

そういうことはないですね、みんな土日はきっちり休んでいますし、なるべく残業はしないで欲しいと言っています。

なぜなら、集中力ってそんなにもたないんですね。本当に難しいことを考えている時って、1日3時間ぐらいなので、その3時間で難しいことを考える「閾値」みたいなのがあったら、そこを超えてくれなければいけない。平均的にそこそこ考えるというのは駄目です。

要はあまり頭を使わなくても(プログラミングが)かける部分というのは、機械にやらせて自動化すればいいので、難しい部分だけを考える時間を重要視するというのがずっとポリシーではあります。

ただ、たまに夜中までやることもあります。本当に面白いことがあると手が止まらなくなるんですよね。そうすると寝るのも忘れてやってしまったり…。

基本的に、会社をつくってから10年間では、夜中まで問い合わせを受け付けたりだとかそういうこともあったんですが、できるだけそういうことはやらなくていいようにしようと工夫してきて、段々そういう時間は減ってきたかなと思いますね。

【聞き手】

そうなのですね。イメージと違いました。

よく経営の4大要素は人、物、金、情報って言われていますが、この4つの中で一番苦労してるのは、どういうところでしょうか?

【西川】

やはり「人」ですね、優秀な人を集めるのが一番難しいと思います。

【聞き手】

今はどうやって仲間集めをされていらっしゃるのでしょうか?

【西川】

そこは今、試行錯誤してますね。今週、採用イベントを初めてしてみるんですが、元々人事部があるわけでもないので、どうやって集めたらいいんだろうと社内で議論している段階ではあります。

【聞き手】

先程のお話からすると、御社に入社するとなると、スーパーエンジニアみたいなトップクラスの人しか難しいんじゃないかというイメージがあるんですが、技術レベルの面では、やはり相当高いレベルじゃないと難しいんでしょうか?

【西川】

技術力はそれなりの高さをもちろん求めるんですが、それ以上に柔軟性と貪欲に知識を取り込んでいく、その意欲の方が重要かなと思いますね。

分野や、やらなければならないことがどんどん変わってくるので、今専門性だけで、そこでたとえいくら優れていたとしても、そこで安心しちゃう人はいらないですね。

常に新しい分野に飛び込んでいくのを楽しいと思える人であれば、多少専門性が足りなかったとしても、若さゆえに足りないことはもちろんあると思うのですが、それでも、意欲の方を重要視します。

【聞き手】

最後に、社長が人を見られる時って、その人のどういう要素をご覧になられますか?

【西川】

人間性はやはり、一緒に働きたいと思えるかで、真摯であるかは非常に重要視します。

【聞き手】

ちなみに、御社の社風を西川社長からご覧になった時、一言で言うとどういう感じでしょうか?

【西川】

どうでしょうね…。大学の研究室と部活を足して2で割ったような感じかなと思います。

【聞き手】

皆さんプロフェッショナルでありながらも、一緒に何かをつくろうっていう、わいわいとしたそんなイメージ。

【西川】

チームワークは非常に重要視します。いくら優秀でもチームで働けない人は採らないっていう方針は貫いています。

社長プロフィール

President's profile
氏名 西川 徹
役職 代表取締役社長

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