メドピア株式会社 ~“命を救う”画期的コミュニティサイト、誕生の裏側~

Vol.4 医療に無くてはならない存在になるために

メドピア株式会社 代表取締役 石見 陽 (2015年10月取材)

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-医療になくてはならない存在になるために-

【聞き手】

お互いに医師同士が色々な意見を交わす中で、診療の方向性がつくられていくのもあるのでしょうか?

【石見】

将来そうなったら素晴らしいと思いますね。正にウェブ上の学会みたいなものができあってきて、メドピアを通してウェブ上でコンセンサスがつくられて、色々な病気はガイドラインといって、診療のマニュアルみたいなものができあがります。もちろんネットだけでは終わらないと思います。メドピアを通してガイドラインができてくると、世の中に対してインパクトを与えることができると思います。そういう仕事をしたいというのはあります。

メドピアの特徴は学会だと各専門領域で固まりやすいんですけど、様々な診療科目があるので、その中で今お話しさせていただいたコンセンサスとかは診療の領域に関わらず、例えば医者のあるべき姿というガイドラインができてくるとか、そういうディスカッションの場所になるとメドピアの特徴としても出しやすいかなと思いますね。

【聞き手】

一般の人が入るという輪はサイト上にはないんですよね。

【石見】

現状はないのですが、ずっとやらないというつもりではありません。私の想いとしては、一番初めはサービスとして必要、しかしビジネスとして成立するかは分からなかったので、医師、医学生とその枠をつくることで、ビジネスされている会社もあり、まずはビジネスにするという意味で医師、医学生でプラットフォームをつくりました。我々のミッションが“Supporting Doctors, Helping Patients”と決めているのですが、ドクターをサポートする場所をつくろうと思いました。

その先には医療の質を上げることで患者さんが助かるから、このビジネスをやっています。ですので、これからも医師、医学生だけで閉じ込めるのではなくて、このプラットフォームを使って、実際の医療の現場には患者さんがいらっしゃるので、患者さんに対して便利なサービスを提供していくことは十分視野にも入れていますし、メンバーともそのディスカッションを繰り返しているところです。

【聞き手】

どこの誰に見てもらえれば、それで本当に診察内容が合っているかなど、そういうことが分からないので、そういったサイトの中で、いずれ個人で色々な質問ができる場というのがあればいいですよね。

【石見】

東京は、都心部と地方で格差があるんです。

【聞き手】

医療の格差があるんですね。

【石見】

そうですね。その中で、患者さんとご家族がいかに納得するかというのが大事です。納得する時にセカンドオピニオンという話が出てくるのですが、そういう時にいちいち東京まで出てきては大変だし、そういう時にインターネットが果たす役割は大きいと思っています。将来的に患者さんがいて、目の前に主治医はいるわけですけれど、我々が実際の事業に使われるITサービスのお話をしたのは、この医師の後ろ側で10万人の医師がサポートしているような、例えば1人の患者さんを10万人で診るとか、そういうコンセプト的には医療を新しくもう1回発明するような、そういう世界をつくりたいとは思っていますね。

今のサービスは我々ITの会社ですし、薬の『食べログ』とか、症例の相談をインターネット上でできますとか、そういうものを提供はしているのですが、実際に我々が仮になくなった時に日本の医療が止まるかといったら、止まらないです。逆をいうと、我々が提供するサービスが止まったら、日本の医療が大変になるというぐらいに実際の医療に入り込むような、そういうサービスをITの力を使って提供していきたいですね。

ITと我々のサイトに参加して下さっている10万人の先生方を使いながら、実際の医療にはまりこむようなそういうサービスをつくっていくというのが次のステージだと思っています。

社長プロフィール

President's profile
氏名 石見 陽
役職 代表取締役

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