ランサーズ株式会社 働き方に改革を!労働の概念を覆したクラウドソーシングビジネスの全貌 ランサーズ株式会社 代表取締役社長 CEO 秋好 陽介  (2015年12月取材)

Vol.2 nifty入社の経緯と起業のきっかけ

インタビュー内容

―nifty入社の経緯と起業のきっかけ―

【聞き手】

そのまま大学を卒業されて、その事業をずっと継続していこうと思われましたか。

【秋好】

5パーセントくらいはありました。ただ、大阪の地でこじんまり数千万くらいの個人ビジネスをしていくのはつまらないなというのと、インターネットが好きだったので、インターネットで最前線でやりたいという想いが非常に強かったんです。

インターネットの最前線といえば当時は東京。東京で大きな企業に入って最前線でネットビジネスをしたいという想いが95パーセントでしたね。ほぼ迷いはなかったです。

【聞き手】

就職活動されて、新卒でnifty社に入られたんですよね。因みにnifty社を選ばれた理由は何だったんのでしょうか。

【秋好】

当時、インターネットの企業で新卒採用していたところがほとんどなかったんですね。今では有名な大手のインターネットの会社が4社くらいあったのですが、そこは総合職というよりもエンジニア採用、飛び込み営業採用とかしかなかったんですよ。

そのなかでniftyは企画からビジネスをつくれるというもので、当時は老舗企業で昔からやられていた事業と新しいインターネットの事業をされていたので、これは自分のやりたい最前線のビジネスができるのではないかと思って入ったという感じですね。

【聞き手】

刺激的な毎日だったのでしょうか。

【秋好】

刺激的なところとそうじゃなかったところがあって。

まず、刺激的だったところでいうと、大人数で仕事をするというのは初めての経験だったんですね。上司と部下があって意思決定の機関があって、会議があって、報告書があってというのは、組織とか仕組みを理解するのが好きだったので、これは刺激的でしたね。

逆に刺激的でなかったのは、法人でネットビジネスをするのは凄いことだと思っていたんですけど、ふたを開けてみると、僕がやっていたこととほぼ一緒だったんですね。

【聞き手】

あまりやっている仕組み自体は変わらないということですね。

【秋好】

お客様がいて、そのお客様に対して戦略を考えて開発して、PDCAを回していってアクセス解析するのは、個人だろうが法人だろうが一緒だったので、そこは意外と普通なんだなと。

【聞き手】

大体何年くらいここにいようとか、何年になったらこうしようとか、そういう何かビジョンというものはおありだったんですか。

【秋好】

特になかったですね。基本的にはすごくいい会社だったので、辞めるつもりは本当になかったんですよ。ですので、いつまでにというのはなかったですね。

ただ会社には貢献したいし、会社が私に払ってくれている給料と私にかけてくれている教育の費用から、10倍は利益として返したいと思っていたので、貢献しようという気持ちはすごくありましたね。

【聞き手】

しかし、実際に辞めて独立して起業されたきっかけというのは何だったんですか。

【秋好】

今やっている「ランサーズ」の事業のアイデアを思いついたというのが大きいですね。

niftyに勤めていた時なんですが、色々な会社に発注する中で、もっと個人にたくさん発注できればいいなと思ってまして。当時のインターネット業界とかインターネットサービスでは、そういう個人に発注することができるサービスがなかったんですね。

そういうサービスがあれば働き方が変わるなと思いまして、これは気づいた者の責任として自分でやりたいと思いました。niftyの中でやるっていうのもあったのかもしれませんけども、ここは自分で独立してやろうと決めました。


経営者プロフィール

氏名 秋好 陽介
役職 代表取締役社長 CEO

会社概要

社名 ランサーズ株式会社
本社所在地 東京都渋谷区渋谷3丁目10-13 TOKYU REIT渋谷Rビル9F
設立 2008
業種分類 情報・通信業
代表者名 秋好 陽介
従業員数 117 名
WEBサイト https://www.lancers.co.jp/
事業概要 クラウドソーシングサービス『Lancers』の運営
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