株式会社アクセルスペース ~宇宙に挑む東大発ベンチャー!超小型衛星プロジェクトの舞台裏 ~

Vol.6 アクセルスペースの強みとメッセージ

株式会社アクセルスペース 代表取締役 中村 友哉 (2015年10月取材)

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―アクセルスペースの強みとメッセージ―

【中村】

日本で作るメリットはすごく大きいのです。アメリカの大体10分の1くらいのコストで作れます。

【聞き手】

それはなぜですか?

【中村】

これはやはり日本のモノづくりの力がベースにありますし、それとあわせて我々が大学から積み上げてきた、いかにコストを押さえて作るかを考えてやってきた流れがあると思っています。気が付いたら10分の1になっていました。我々がもっと高いところからコストを下げてきたわけではなくて、気付いたら彼らが非常に高かったということだと思います。このコスト競争力というのは非常に大事ですからこれを生かして、日本が超小型衛星の世界的な中心地だという評価をいただけるような規模にしていく必要があると思います。

【聞き手】

中小企業で小さな部品の作っているような会社さんがすごく高い技術を持っていたりしますし、御社がモノづくりを進める上でもパートナーとなれるようなところもたくさんあるわけですね。

【中村】

たくさんあります。改めて思うのですが、やはり日本の中小企業の町工場などの持っている技術力はすごく高いのですね。そういった企業がたくさんあるのになぜ世界的なプロダクトがあまり生まれないかというと、やはりデザイン力というか商品設計力というか、大きなプロジェクトをうまくマネージできる力が足りないのではないかと思っています。だから我々はそういった企業になりたい。たくさんある企業の持てる力やポテンシャルを最大限引き出して、いいものを安く出せるようにしたいわけです。そういう意味では非常に日本はモノづくりがやりやすい国です。だから我々としては、日本でこういったビジネスをやっているからこそ持っている競争力があると思いますし、それを最大限今後も生かしていきたいですね。

【聞き手】

こういった世界初のモノづくりにトライしていらっしゃる中村社長ですが、普段はどんなことを考えて過ごしていらっしゃるのでしょう。もちろんモノを作るということもそうなのですけど、どういう事に関心がおありですか?

【中村】

やはり最新の社会の動きというのは注目するようにしていて、そこと我々の持っている宇宙技術はどういう関わりがあるだろうかと気にするようにしています。そういったヒントというのはすごく大事だと思っていて、やはり衛星の使い方というのはまだ成熟していないので、いろいろな可能性があると思います。どんなところから衛星が使えるようになるかはわからないわけなので、新しい技術であるとか、社会の新しいニーズであるとか、そういったところに衛星がどういう風に役立つだろうかということを考えて、ポッと思いついたら関係のある人に意見を聞いてみるとかを繰り返すことによって新たな面というのが出てくると思っている。我々のビジネスが本当に成功するかどうかというのは、そういった芽をたくさん見つけることができるかということだと思っていますので、我々も情報はこれから集めていきます。その情報からどういった新しいビジネスのニーズを抽出できるかにかかっていると思いますので、新しい社会の動きとか、そういった点には注目するようにしています。

【聞き手】

まだまだ会社を大きくしていくということに尽力していかれると思うのですが、やはり何はともあれ人。

【中村】

会社は人だと思いますので、優秀なことは求めたいですが、我々が実現したいことに共感して、自分がそれに貢献したいと思ってくれる人、そういう人がたくさん集まってくれることを期待しています。

【聞き手】

採用されるときに何を一番見られますか?

【中村】

熱意ですね。我々の会社のやりたいこと、実現したいことに共感して、自分はこういう形で貢献したい、だから僕に任せてくださいという人を、どんどん採って行きたいと思います。

【聞き手】

いろいろなメディアに取り上げられていらっしゃるので、今回こういった撮影をさせていただいている中で、中村社長やアクセルスペースという会社について興味があってご覧になっている方もいらっしゃると思います。最後にそういった方にメッセージをいただければと思います。

【中村】

私は宇宙という分野で起業して、現在こういう状況にありますが、やはり大事なのは日々転がっているチャンスを見つけて、それを拾うことだと考えています。私は何をしようかと考えている中で、中須賀先生がくれたチャンスをつかんでその研究室に行って、起業まで至りました。普段の中に転がっているチャンスを拾うことがやはり自分の次の人生に、その先の未来につながっていくことがあると思いますので、やはり日々の暮らしの中で、自分の興味関心のあることを常に探していること。それを見つけたらそのチャンスを掴むこと。それを考えていけば、きっと明るい未来が開けていると思いますので、ぜひ頑張っていただければと思います。

【聞き手】

これからも世界をあっと言わせるような、面白いビジネスをどんどん仕掛けて成長していかれることを、1人のファンとして楽しみに応援していきたいと思います。本日はたくさんお話を聞かせていただきありがとうございました。

【中村】

ありがとうございました。

社長プロフィール

President's profile
氏名 中村 友哉
役職 代表取締役

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