オーマイグラス株式会社 ~通販では難しいと言われてきたメガネのECを成功させた起業家~

Vol.4 オーマイグラス誕生秘話

オーマイグラス株式会社 代表取締役社長 清川 忠康 (2015年10月取材)

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―オーマイグラス誕生秘話―

【聞き手】

今、メガネを扱うビジネスをやってらっしゃると思うんですが、そこに立った経緯というのはどういう感じなんですか。

【清川】

自分がより価値を出せる分野、いわゆる自分の能力となぜ自分がやるのかというのは結構重要だと思っているんですよね。別に誰でもやれることをやっても、大きなビジネスにはならないし、やりがいというのも出てこないし、なぜ自分がやるのか、その社会的意義というか、なぜそれを自分がやりたいか、というところが重要だと思うんですよ。
メガネの場合は、やはりメガネって国産メガネというのが福井県鯖江市90パーセントくらい作られていて、結構衰退してきていると。日本製のメガネをまた多く世界で売るっていうのは、これは再生に近いところがあるんじゃないかっていうので、自分が日本のものを世界に売って再生させていく、自分がやはりやりたいことだったので、それはいいなと思ったのと、あとはメガネという商材が非常に自分に身近で、自分自身もよくかけてるし、かなり好きだったので、これは面白そうだなってなりましたね。

【聞き手】

ネットでメガネを買えるようにしようというのは、あの発想はどういうところから。

【清川】

やはりインターネットで、今後買えないものはなくなっていくと思うんですよね。それは別に前提条件として、インターネット市場を拡大しているじゃないですか。そうなってくると、じゃあ今インターネットで買えないものって何なのって話になってくると、買わないもの、車であったりとかあるんですけど、その中でメガネっていうのが、何か出てきたんですよね、色々調べてくると。それで、メガネをインターネットで買うというのは面白いんじゃないかと。自分もやりたいことだし、みたいな。そういういくつかのパーツが合わさって、まずはやり始めてみようってなりましたね。

【聞き手】

メガネって、まずは手にとって、検眼して、視力を測って、自分の顔に合わせてっていうふうにアナログな部分が非常に多いイメージがあったので、ネットではなかなか難しいんじゃないかなっていうイメージがあったんですけども、やはりその始められる当時、周りから、メガネのネット通販って難しいんじゃないの、無理でしょ、という声はなかったんですか。

【清川】

いや、逆にそれがないとやる意味がないですよね。周りが難しいって思わないものは、やっても仕方ないですよ。
誰でもできるから。誰でもできるし、それで儲かるのであれば誰かやるんじゃないですかね。

【聞き手】

言われれば言われるたびに、これは逆にいいなと。

【清川】

僕たちはやはり、インターネットで度付きのメガネを売るというのを目標にしているので、サングラスだったらあまり意味はないわけなんですよ。できるじゃないですか。やはり、スタンフォードの授業でも言っていましたけども、最低90パーセントくらいの人が、10人いたら9人の人が「これは無理だろう」というのをやらないと、面白くないですよね。ビジネス大きくならないですよね。

【聞き手】

実際、いざ本当にビジネスとして実業として始められるわけですが、例えば最初にぶつかった問題というのはどのようなことですか。

【清川】

やはり資金ですね。私の場合は、留学直後だったので、お金がやはりなかったので、それを解決しなければならないということで、
最初に外部資金を調達しました。それは大変でしたね。

【聞き手】

ベンチャー企業の資金調達で一番重要なことは何だと思いますか。

【清川】

やはり人の、なぜその人がやるのか、なぜその人ができるのかみたいな、より定性的な話のほうが僕は重要だと思いますけどね。

【聞き手】

そういった想いの部分や理念の部分やビジネスのモデルの将来性ということを説いて回られて、資金を調達してこられた。

【清川】

そうですね。

【聞き手】

その次にぶつかった問題というのはどんなことなのでしょう。

【清川】

認知が足りない、インターネットですから、実店舗だったら人が通りますからね。ある程度人通りあれば買えますけど、インターネットだと結局、孤島ですから。誰も来ないですよね。でもお金がないので、集客はできない。それをやはり工夫して、インターネットを使ってきちんと集客していくのが苦労しましたね。

【聞き手】

会社によっては、最初は無理しても、広告費をかけて、どんどんプロモーションしていってとされているところもあると思うんですけども、そういう方法ではなくて、どちらかというと口コミできちんとお客様に理解されて、ファンを作って、やられてらっしゃると。

【清川】

そうですね、やはりなかなか、まだまだ新しい産業ですので、メガネをネットで買うというのは、普通の、同じやり方してても駄目ですよね。他の会社さんと。ベンチャーで新しい事業を創りにいくわけですから、我々も競合の大手がやっているようなことをやっているようだとまずうまくいかないですよね。

【聞き手】

常に人がやっていないことを、自分達のオリジナルで、知恵を絞って取り組んでいこうというスタンス。

【清川】

そうですね。

【聞き手】

実際にこう、今経営者としてやっておられて、まだ33歳という若さでらっしゃいますが、いかがですか、今こうご自身の思い描いていらっしゃったような目標は、着実にクリアされて成長されている感じでしょうか。

【清川】

前にはちゃんと進んでますので、こういうのはやはり時間がかかるので、本当に地道に、短距離走ではないと思うんですよ。
普通例えば創業して、数年で会社売却して手に入れた人も、中にはいると思うんですけど、自分はそう考えてないので、やはり楽天さんにしても15年くらいかけてああいう大きいビジネス作り上げていますから、ここは腰を落ち着いて、地道に事業をちゃんと創っていくのは重要だと思いますね。

社長プロフィール

President's profile
氏名 清川 忠康
役職 代表取締役社長

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