石屋製菓株式会社 ~『白い恋人』から脱却せよ!若き4代目社長が取り組む新たな挑戦~

Vol.2 苦労を楽しむ

石屋製菓株式会社 代表取締役社長 石水 創 (2016年8月取材)

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―苦労を楽しむ―

【石水】

ほとんど全ての部署を経験しました。最初は製造でした。製造部で3年仕事をして、昼間は仕事をしながら、夜はお菓子の専門学校に毎日通って、管理課や販売、財務経理など、ほとんど全ての部署を経験しました。すごく楽しかったですけどね。特に、僕の場合は、お菓子をつくるのがすごく合っているなと自分では思っていて、仕事をしていても、本当に時間を忘れてお菓子をつくる時間というのが自分の中では一番楽しかったです。プレッシャーは全くないのですが、逆に、周りの人たちが少し気を使ってくれているのかなとは思いました。大体、3パターンぐらいには分かれます。特に、干渉しない人と、社長の息子だからということでヨイショしてくれる人と、必要以上に厳しくしてくれる人と、大体3パターンぐらいに分かれていたかなと思います。でも、それも含めて、すごく楽しかったですし、勉強になりました。

父は経営者としてもそうですし、公職もすごく忙しかったです。本当に外にいることがすごく多かったです。この白い恋人パークのこともそうですし、とにかく海外に行って何か買い付けてきたり、新しいお菓子の情報を仕入れてきてそれを開発に生かしたり、そういうことがすごく多かったです。お菓子の本業もそうですし、外の仕事、例えば、北海道、札幌。北海道サマータイムを取り入れたいだとか、会社のこともそうですし、北海道全体のことを考えて動いていました。

まずは、本業が大事なので、本業をしっかりとやった上で、地域振興。まだまだ自分はそこまでの力もないですし、実績も残していないので、まずは本業で実績を上げてから、そういう地域振興をやりたいなと思っています。

あまり苦労は、自分の中ではしているとは感じないのですが、苦労はあるのでしょうけれども、僕は苦労も楽しんでやっています。何でもポジティブに考えて。そうでなければ、新しいこともできないですし。恐る恐るやっていても、機会を逃してしまうだけだと思うので、あまり苦労を苦労と感じないというか、むしろ自分から苦労するほうに進むのがすごく楽しいです。3年前に商大のMBAを取得したのですが、それもすごく大変でした。仕事をしながらだったので、睡眠時間を削りながら勉強して、修了できたというのは自分の中ですごく自信になりました。すごく大変でしたが、それも楽しかったです。新しい知識や交友関係もどんどん生まれていきました。すごく楽しかったです。楽しい思い出しか今はないです。でも、もう1回受けろと言われたら、やらないと思います。

会長からは、早く社長になれ、社長になれと言われていましたし、前社長の島田相談役、今、サザエ食品の社長からは、ちょうど大通りのビルが竣工して当社の直営店のビルが建って、MBAも修了するタイミングだったので、いいタイミングではないかということで、話をして決めました。社長になったときも、楽しみでしょうがなかったですね。社長になるのが夢でしたし、早く社長になりたいと思っていたので。社長になったらこういうことをしたいななど、色々と思い描いていたことがあったので、早く社長になりたいという気持ちでいました。

1つ僕が小学校のときの夢で、卒業式のときに宣言したことがありました。「僕は将来、有名なお菓子屋さんの社長になって、人々が美味しいと言ってくれるようなお菓子をいっぱいつくりたいです」と父兄の人が皆いる前で宣言したのですが、それがその通りだと思います。美味しいお菓子をいっぱいつくることが夢で、自分が社長になったらこういうお菓子をつくりたいな、こういうものをつくれるかなと、とにかくお菓子がベースになるので、その美味しいお菓子をいっぱいつくるのがやりたいことです。

僕の中では、すごく大きな夢で、何よりもものすごく大きい壁だと思って宣言した夢なので。しかも、抽象的ではないですか。美味しいお菓子とか、人びとが美味しいと言ってくれるような、というのは。それを叶えるというのは、本当に相当ハードルが高いのだろうなと思います。でも、やはりそれに向かって、そこがベースにあるので。

社長プロフィール

President's profile
氏名 石水 創
役職 代表取締役社長
生年月日 1982/3/30

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