石屋製菓株式会社 ~『白い恋人』から脱却せよ!若き4代目社長が取り組む新たな挑戦~

Vol.4 “楽しい体験”を生み出すための新たな挑戦

石屋製菓株式会社 代表取締役社長 石水 創 (2016年8月取材)

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―“楽しい体験”を生み出すための新たな挑戦―

【石水】

70周年で今考えているのは、記念誌をつくろうかなと思っています。それは、対社員に向けてのメッセージがすごく強いのですが、本当にここ数年で会社も年商、売り上げを含めてグンと伸びて、社員の数もおそらく、あの不祥事のときから倍以上に増えていると思います。そういう社員の声だとかも増えると届きづらくなってきてはいるのですが、そういう社員に向けて、会社の考え方や自分の思いのようなものを届けるべく、本を出版しようかなと70周年に向けては考えています。あとは、北広島の新工場が来年夏に完成予定なので、そこに向けた準備をきちんと進めるということと、『白い恋人パーク』のリニューアルも控えているので。

体験を少し充実させたいなと思っています。今はお菓子づくり体験やファミリー層を中心に、私の白い恋人というハート型の白い恋人をつくったり、そういうのがすごく人気があるのです。家族そろってお菓子づくりの体験だとか、お菓子づくりの楽しさを伝えていければ、そういう場を提供できればいいなと思うので、その体験を少し充実させたいなと思います。

今も社員で何人かいるのですが、昔、1日工場長というのをやっていたのです。夢のお菓子を小学生に絵に描いてもらって、それを当社のパティシエが実現させるという企画がありました。それに採用された子が、今、10年、20年たって、実際に当社の社員になったりということもあるので、やはり幼少のときに経験したお菓子づくり体験というのはすごく強烈にインパクトが残るものだと思っています。そういうものをどんどん増やしていければいいなと思います。

僕が小さい頃は白い恋人パークがなかったのですが、今の子は、うちの子もそうなのですが、すごく当社が身近に感じていると思うのです。そういう意味でもこの施設というのはすごく大切にしていきたいと思います。白い恋人パークのほうは、年内にロンドンバスが来るのです。去年、イギリスに出張に行ったときに買い付けてきたものがあって。ロンドンバスを白い恋人パークに置いて、1階のスペースにソフトクリームやちょっとした軽食をテイクアウトできるようなコーナーを置きます。ロンドンバスは2階建てバスなので、2階部分をカフェ喫茶にして、お客様がロンドンバスの2階に上って飲食できるようなスペースを考えています。

もう1つは、来年に向けて、今年からもう工事は始まるのですが、サッカー場の横にガリバータウンという1つの町をつくろうという計画があります。それは、白い恋人パークに今でもあるのですが、ガリバーハウスという小人が入れるような家がたくさんあります。それを集めて、1つの町をつくろうと思っています。そこで、子どもたちが集まってきて、今でもやっているのですが、おままごとをしたり、そういう楽しめるような施設を、今建設を考えている途中です。それも、多分年内にできて、来年の春にはオープンを目指して進めています。

1つにハード面はなかなか難しい。難しいというのは、もう周りが住宅街で、これ以上敷地を広げるのは実質不可能なのです。ただ、ソフトの面ですよね。お客様へのおもてなしや、施設自体の敷地面積が小さくても、お菓子を通してお客様を楽しませる工夫というのはいくらでもできると思うので、そういう従業員の工夫をどんどん取り入れていこうと思います。施設の大きさでは3大テーマパークにはかなわないですけれども、お客様の満足度では、その4大テーマパークに追い越せるように頑張っていきたいなと思っています。

社長プロフィール

President's profile
氏名 石水 創
役職 代表取締役社長
生年月日 1982/3/30

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