株式会社ゼットン ~飲食業界の雄が打つ、成長を加速させるための次の一手とは~

Vol.2 飲食ビジネスに挑戦したきっかけ

株式会社ゼットン 代表取締役社長 鈴木 伸典 (2016年9月取材)

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―飲食ビジネスに挑戦したきっかけ―

【聞き手】

そういった関係からビジネスのパートナーになるというのは、どういうきっかけがあったのですか。

【鈴木】

僕も大学3年生のときにバーテンダーを始めて大学4年生になって、稲本も1993年に、さっきのバーテンダーから抜けるというところから、かなり彼のアクションがさまざまなところに広がっていったのです。例えば、バーのプロデュースをやったり、一番大きかったのはビアガーデンを仲閒と一緒に立ち上げて、プロデュースをして運営みたいなことをやったりとか。その後、ゼットンの1号店目になる物件を稲本が見つけてきて、今まではオーナーさんが別にいて、委託運営で居酒屋を運営していただけなのですが、今度は自分で会社を興して自分でお金を集めてきて、自分でプランニングして、自分で運営するということを、初めてそのゼットンの1号店でやり始めたのです。それが1995年でした。そのときに、ちょうど僕は大学を卒業して司法書士になろうと思って、就職浪人のようなことをしていたのです。でも、夜は生活のためにバーテンダーは続けながら、司法書士になるための就職浪人。稲本がゼットンをつくって、最初こそ場所が栄のすごく外れだったので苦労はしたのですが、半年もたてば大繁盛店になっていて。2号店目をつくるというときに、お前もそんなフラフラしていてもしょうがないから、もう少し俺も事業を拡大しようと思っているから、うちに来いよという誘いを受けて、僕もどうなのかなと思ったのですが、やることもないですし、司法書士もこのままやっていても受からないだろうなと思っていたので、稲本さんに声をかけられたから行ってみようかなという、そんな軽い気持ちで入ったのがきっかけです。

【聞き手】

まず、最初にされたお仕事はどんなものだったのですか。

【鈴木】

最初は、いわゆる試用期間のアルバイトから始めて。

【聞き手】

アルバイトからのスタートだったのですか。

【鈴木】

はい。最初はアルバイトから始めました。それから、ちょうど2号店目の立ち上げ準備に入るときに正社員として登用してもらって、仕事をし始めました。それまでは、友達というか先輩としての稲本ですよね。それからは、上司としての稲本ですよね。もうそれはスパルタで大変でした。

【聞き手】

そうやっていく中で、カリスマ的な経営者でいらっしゃいましたので、どんどんと名声が上がるといいますか、お店自体も広がっていくわけですよね。そのスピード感というのは、やはりすごかったですか。

【鈴木】

いや、それが割と事業の展開というのは、当初はそんなにスピード展開ではなかったのです。大体、14〜5か月ぐらいの1店舗ぐらいのペースでしたので。1年に1店舗あるかないかぐらいの、そんな感じだったので、すごいペースというわけではないのですが、1店舗1店舗の名古屋の町に対してのインパクトは非常に強かったので、町に対しての影響力はすさまじいものがありました。当時、ゼットンが事業展開を始めていくときというのは、名古屋の飲食の業界自体も様変わりしていく、ちょうどその転換期だったのです。その波にうまく乗れたというか、新しいスタイルで人びとがお店を使いたいと思うようになった時期だったのです。それは、どちらかというと、おいしいものを食べるとか、楽しいお酒の時間を過ごすというのはもちろんそこにはあるのですが、どちらかというと、こんな時間を過ごしたい、こんなシーンでこんな自分を演じながら人とコミュニケーションを取りたいとか、そんな時間を過ごしたいということを強く思う人たちが一気に増えて、お店に対してのニーズが変わっていったタイミングでもあったと思うのです。だから、そこのニーズをうまくしっかりと拾い上げて、おいしい、まずいということよりも、人びとの時間を提供するのだ、人々のライフスタイルの満足度を上げるのだということを徹底してスタイルをつくろうとした稲本の感度というのは、すごくあの時代に求められていたのではないかとすごく思います。

社長プロフィール

President's profile
氏名 鈴木 伸典
役職 代表取締役社長
生年月日 1971年10月23日

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