株式会社 玉子屋 1日7万食、廃棄率0.1％を実現した革新的システムの全貌 株式会社 玉子屋 代表取締役社長 菅原 勇一郎　 (2016年11月取材)

―求める人材と視聴者へのメッセージ―

【菅原】

今までも、これからも、人の教育に対して力を入れていきたいと思っていますし、そこがないがしろになってくると、会社も衰退していくんだろうなと思いますね。ですから強みは今、人材。でもこれからも大事にするのも人材。今やること、今われわれがやっていることの延長では、今の僕と僕の幹部でできますね。ただし、これから、先ほど言った、例えば新しいことにチャレンジするとか、非常に規模拡大を目指すとか、新業態へチャレンジとなりますと、新しい人に入ってきてもらって、それなりのスペシャリストというか、そういう人たちがちょっと入ってきていただいて改革しないと厳しいかなという気がしますね。そういう面でも人材ですかね。

学歴は本当に気にしていないですね。それよりも、素直な心があって、感謝の気持ちを持っている人。あと体力がある人。この3つが基準なんですよね。それはやっぱり素直な心があれば、吸収も速いんですよね。感謝の気持ちがあれば、何か成功しても、自分のじゃなくて、やっぱり周りの助けがあって今があるんだと思っている子は伸びますよね。あとは体力。やはりこれも重要で、いろんな場面で頑張れる体力がある。この3つが採用ではとても気にしていることですね。

逆に言うと、学歴も気にしませんし、ちょっと相手の目を見てしゃべれないとか、どもっちゃうとか、全然ウエルカムです。そういうことでは評価しないんで、それよりも、その子自身からにじみ出てくる素直さですとか、何かに感謝しているとか、そういうところを見ますね。笑顔は会社に入ってからでも幾らでも笑うことは教えられるし、自然に出てくるような環境をつくっていけば出るわけで、採用ではそういうところはこだわっていますね。

入ってみて気付くことっていっぱいあるので、入ってきてから、この子の長所はここだなと思えば、そこをなるべく伸ばしてあげますし、短所があれば、そこは短所だよねと。本人もわかっているんですよね。でも、なかなか直らないから「短所」と言われるわけで、それはでも徐々に直していこうよという感じです。

―視聴者へのメッセージ―

【菅原】

玉子屋という会社はフラットな会社ですから、入ってくると、1人1人が権限移譲されます。とにかく自分のやりたいことができる会社です。材料仕入れて、自分でつくって、それをお届けして感想を聞くと。もうすべて自分たちでつくり上げられる会社ですので、面白い、やりがいのある会社です。

そしてもう1つ、新しく立ち上げている玉乃家という冠婚葬祭の法要料理の仕出し料理屋。こちらぐっと伸びていまして、これからどんどん新しいことにチャレンジしていく会社になっていますので、また若い子たちが入ってきてくれれば、新しい部門でこれから店舗展開とか、いろんな、今までやっていなかったベンチャービジネスも将来はやっていきたいと思っておりますので、玉子屋、そして玉子屋グループにぜひ入ってもらったら嬉しいなと思います。