株式会社ミロク情報サービス 会計×ITで中小企業に変革を！ 二代目経営者が掲げる新たな挑戦 株式会社ミロク情報サービス 代表取締役社長 是枝 周樹　 (2016年12月取材)

―お客様との信頼を強めるサポート体制―

【是枝】

1977年に創業して、当時は会計事務所に向けたシステムの販売をしていました。会計事務所にどういうシステムを提供していくのかというと、その会計事務所の顧問先企業に向けた税務専用のシステムを販売していました。税務の前には当然会計が入りますから、税務と会計を中心に売っていました。中堅企業クラスになると、「やらせる」という、自計化、自分のところできちんと計算するという方にどんどんと進んでいき、企業自体が自分のところで決済を組み始めるので、そこに対して決算指導に先生方が入っていくというモデルに徐々に変わっていきました。

1977年（の設立当初から）ここまでは専用機と言われているオフコンというものでした。これが劇的に変化したのはWindows95をマイクロソフトが出したときです。パッケージに変わりましたので、パッケージへと我々も大きくビジネスモデルをチェンジしました。オフコンは捨ててパッケージだけで行こうということで、モデルは変わりませんが、ここでいわゆる会計事務所向けのパッケージ、それから顧問先に向けてのパッケージ、そして中堅企業向けのパッケージソフトというラインナップを出し続け、今に至ります。

今後は、おそらく今期からもそうですが、パッケージビジネスが徐々に収斂しクラウドに変化していくということで、クラウド型の同じようなシステムを我々はどんどん世の中にリリースしていくという、そのような形でビジネスが成り立っていくということです。長い間使っていただけていますが、（その要因としては）税務が1つの強みだと思います。決済だけではなく税金までしっかりと見ています。それからこれらのパッケージに関しては、全国31拠点、500名ほどの支社があります。ここが直販でしっかりと1件1件のお客様をサポートしています。お客様との信頼関係が1つまた大きな強みだと思います。そして、そうした色々なシステムをサポートする上でコールセンターが24時間稼働しています。これらトータルで強みになっていると思います。そうしなければ、やはりストックとの価値が出ませんので、入れていただいた後もお客様に十分使っていただいてご満足いただけるようなサービスをつくっていかなければと思いますね。