株式会社ジーニー ~創業6年で国内No.1規模へ拡大。成長を続けるための経営マインド~

Vol.3 困難を乗り越えて得た学び

株式会社ジーニー 代表取締役社長 工藤 智昭 (2019年7月取材)

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―困難を乗り越えて得た学び―

【ナレーター】

リクルートで経営のノウハウを学んだ工藤は、2010年に株式会社ジーニーを設立。当時はアドテクノロジーの発展期であり、創業当初から事業は順調に推移したが、その反動で起こった問題も少なくなかったという。

その問題を解決するために、工藤が起こした行動とは。

【工藤】

僕たちのシステムはインターネットのトラフィックを非常に大量に扱っています。月間で何百億から一千億もの広告を表示しているのですが、当時のビジネスの伸びていくスピードにシステムが耐えきれなくなり、定期的に落ちるようになってしまったのです。

その時は、一番精通している人の声を大切にしました。他からシステムを買収して持ってきて完全に乗せ換えるかという話もありましたが、「このリニューアルは絶対にいける」と社内の中核のエンジニアたちが言っていたので、「大変そうだけどやりきれるか」と話をして、「大丈夫です」と言ってくれたので信じようと思いました。

【ナレーター】

その後、事業を軌道に乗せ、2017年12月に東証マザーズへ上場を果たしたジーニー。上場後も成長を続けていたが、2018年秋に、業界全体における規定変更が発表され、体制の立て直しを余儀なくされる。

工藤は当時行ったことと、この経験から得た学びについて、こう振り返る。

【工藤】

まずは自分たちの中核事業をどのようにして復活させるのかを考えました。赤字の事業はどの程度の赤字で、その原因は何なのか、というのをすべて確認しました。そして、それぞれの事業において黒字化するためのマイルストーンや期限を責任者と話し合い、半年くらいかけて1つずつジャッジしていきました。

僕たちの業績はすごく伸びていましたが、業界の成長などに活かされて伸びてきた側面もあるので、投資などが緩くなっていたところもあったと思います。それらにもやはり基準をちゃんとつくらなくてはいけない。また、難しい海外展開もずっと赤字ではいけないし、ちゃんとマイルストーンを設定して進めていかなくてはいけない。ある種、当たり前のことをしっかりやっていかなくてはいけないのだと強く思いました。

社長プロフィール

President's profile
氏名 工藤 智昭
役職 代表取締役社長
生年月日 1981年9月9日
略歴 早稲田大学大学院(理工学研究科)卒業。大学4年生で起業し、ネットベンチャー企業を経営。卒業後は株式会社リクルート(現:株式会社リクルートホールディングス)に入社。事業開発室にてインターネット広告事業推進を行い、国内最大のエリアアドネットワーク構築を手掛ける。2010年「日本発の世界的なテクノロジー企業をつくりたい」という思いのもと、株式会社ジーニーを設立、同社代表取締役社長に就任。
座右の銘 一日一日をど真剣に生きる
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