アース製薬株式会社 ~感動品質を追求せよ!若き経営者が描くアース製薬の未来とは~

Vol.7 社会問題の解決を担う企業を目指して

アース製薬株式会社 代表取締役社長 川端 克宜 

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―社会問題の解決を担う企業を目指して―

【聞き手】

ご自身の代で、これは成し遂げたいと思われているような目標というのはございますか。

【川端】

有名な会社でなくても、信頼される会社でありたいと思います。信頼を得ようと思えば、結局売り上げがないと駄目なのかもしれませんし、アース製薬という社名に、長い間つくられたブランドの中で、お客様が「アースの商品だったらいいな」と言ってくださるとしたら、それがブランド価値だと思います。そういったことを継続していきたい、というところです。

【聞き手】

これからは、海外の分野に関しても大きく事業を広げていかれるのですか。

【川端】

そうですね。会社を振り返る年表ができたとするならば、前社長の時代は内需拡大の時代でした。国内人口も増えていた時代ですし、日本の中で貧しい時代から、より豊かさを求める時代になって、という変化の中でやっていましたので、その時から海外に力を入れるという方法もあるにはありましたけれども、二兎を追って一兎も得ず、ということは駄目だ、国内に集中する、という方針を前社長から出されて。ゼロではないですが、海外にはあまり力を入れていなかった時代です。

そうして、まずは国内でも一線を画すようになり、殺虫剤でも国内ナンバーワンをいただくようになってきて、さらには入浴剤でもグループでナンバーワンになりました。国内事業が終わった、という意味ではなく、たまたまそれと同じタイミングで日本の人口は少子高齢化の波の中で確実に減っていくということがあります。

【聞き手】

そうですね。

【川端】

物を売り出しても、日本での商売が(少子高齢化の影響で)非常に難しくなるというのも事実だということです。一方で世界の人口は70億人くらいでしょう。しかもそこから100億人に向けてどんどん増えています。

われわれがビジネスとして行っている領域においては、地球温暖化や感染症の問題も増えているし、こういうことも考えれば、やはり会社の成長戦略を海外に置かない手はないし、そういうタイミングが当社の内部的なタイミングも含めて来ているのです。結果的に、同じタイミングで経営者が僕に変わったというのも踏まえると、そういう方向性を打ち出すべきタイミングではないかと思いました。そして海外は私の責任の中でやると言い、成長戦略の一丁目一番地に海外事業を置いたということですね。

【ナレーター】

ブランド力の向上や海外進出の拡大と、これからの挑戦を語った川端社長。 どのような企業を目指していくのか、胸に秘めた思いについても迫りました。

【川端】

「全員参画」という、新しい経営理念を打ち立ててやっています。「社員は家族」という言い方もするのですが、昔の言い方でいうと愛社精神になると思います。今でも愛社精神って言ってもいいと思いますけどね。

というのも、人生は80年生きるかどうか、くらいですよね。もちろんしんどいですよ、会社は。仕事なのだから。だけど人生のうちの何パーセントの時間、会社にいると思いますか?

【聞き手】

そうですよね。40年働くと考えて、そのうち起きている時間の8割ぐらいは過ごすと考えれば。

【川端】

そうでしょう。1週間、7日間の内、5日間いるのですよ。1日の24時間のうち、会社に何時間いますか?

その会社が、しんどいのは仕方がないにしても、本当に嫌だったら、人生やめた方がいいと思いませんか?

【聞き手】

それはつまらないですよね、本当に。

【川端】

そういった意味で、会社に来ている社員に毎日会うわけだから。もしかしたら家族より長い時間会っているかもしれないでしょう。

だから、これは傷の舐め合いではなくて、この会社を皆が愛してくれさえいればいいなと。それだけですよね。そのためには社員だけに(愛社精神を)求めるのではなくて、環境づくりということも必要だと思います。権利と義務のどちらが優先になってもいけないので、その辺りのバランスを見ながらやっていきたいなと思います。

社長プロフィール

President's profile
氏名 川端 克宜
役職 代表取締役社長

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