株式会社エアウィーヴ ~睡眠の質を高める“魔法の寝具”『エアウィーヴ』開発秘話~

理系→文系→理系の道を歩んだ真意

株式会社エアウィーヴ 代表取締役会長兼社長 高岡 本州 (2017年9月取材)

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【ナレーター】

21世紀に入りあらゆるものの技術革新が加速する中、顧客のニーズも多様化し、更なる効果の増加や利便性の向上などが企業側に求められている。そんな中、独自の新素材を使用したマットレスパッドの開発によって、寝具業界に旋風を巻き起こした企業がある。株式会社エアウィーヴだ。有名旅館や一流アスリートをはじめとする眠りにこだわる方々も多く愛用するマットレスパッド『エアウィーヴ』は、2007年6月に発売を開始し、2016年度には年商120億円までに成長。近年では、睡眠計測アプリの開発によって、IoT分野への進出にも拍車がかかっている。

「睡眠のトータルソリューションカンパニー」へと進化を続けるエアウィーヴ。事業の急成長を支えた舞台裏に迫る。

―理系→文系→理系の道を歩んだ真意―

【ナレーター】

1960年生まれ。名古屋大学工学部を卒業後、経営を学ぶために文系のビジネススクールへ進学する。この進路選択の真意とは。

【高岡】

親が会社経営をしていましたので、経営とはどういうものかを学んでみたいという思いはありました。当時は、アメリカのビジネススクールが結構話題に出始めていたころでした。それにも興味がありましたが、かといって英語もできないし、だったらということで(慶応のビジネススクールに入学しました)。それと、東京に行きたかったのもありますね。22歳まで名古屋で生まれて名古屋で育ったので、やはり東京に行きたいという思いがあり、慶応のビジネススクールに行ったということです。僕が行った頃の慶応のビジネススクールは7割から8割が社会人で、企業からお金を払ってもらって来ている学生さんだったので、みなさん20代後半や30歳くらいのすごく優秀なビジネスマンでした。今から見ると、30歳の若手に対してそんなふうには思わないですけど、あの頃から見るとすごい大人に思えましたね。

【聞き手】

そういう環境も色々な刺激を受けられて良かったのではないでしょうか。

【高岡】

はい。僕にとっては22歳で東京に来て、大学院に行って、そこで社会生活を6、7年やられた優秀なビジネスマンの人たちに会えたというのは、ものすごく大きな経験ですね。

【ナレーター】

その後、一般の企業に就職をしようとした高岡だが、両親から反対を受け、父親が経営する日本高圧電気へ入社した後、海外留学することとなった。

【高岡】

1985年になった1月に、留学の試験をいくつか受けまして、それでアメリカのスタンフォード大学の大学院に行ったんですね。ですから、結局大学に8年間(通いました)。スタンフォードでは、慶応が文科系だったので、同じ文科系をやっても仕方がないと思い、もう1回理科系に戻りまして、スタンフォード大学の工学部の大学院に85年から87年にかけて通いました。

【聞き手】

スタンフォードというと、本当に世界中からエリートが集まるという、そういう大学だと思うのですが、そこでもやはり大きな出会いや経験をされたのでしょうか?

【高岡】

ある面でいうと、ダイバーシティを味わうことができましたね。つまり、日本はいわゆる外貨規制もないですから、我々は家庭からお金、ドルをいくらでも持って来られるのですが、当時、向こうの日本以外の国から来ている留学生は、例えば発展途上国ですと毎月300ドルしか送金できないとか、500ドルしか送金できないとか(ということもありました)。実家に帰ると非常に裕福だけど、ドルを持って来ることができないような学生がいたり、あるいは、「何でこの人はこんなに優秀なんだろう」という、とんでもない優秀な学生もいたりしました。

【聞き手】

世界中からエリート中のエリートが集まる環境ですものね。

【高岡】

一方で外のオフキャンパスのところに行くと起業家の人がいて、いわゆるトラックみたいな車に乗っているんですけど、実は家に帰るとものすごい豪邸で、会社を3つも4つも作って売却して、また新しいことを始めているような人もいます。ですから、ある面でいうと、あのとき得たダイバーシティというか、多様性は、私の人生に結構役に立っていますね。

社長プロフィール

President's profile
氏名 高岡 本州
役職 代表取締役会長兼社長

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